42-50火光かぎろい | 本日の空模様

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こんばんは。

 

今日はミニシアターに映画を観に行きました。

 

『42-50火光かぎろい』です。

 

 

かぎろいとは、夜明け方の光のことのようです。

 

映画を観終えてから、タイトルの意味を考え、ぴったりだな、、と思いました。

 

数字の意味は、主人公の年齢かなと思います。

 

 

舞台挨拶にて深川監督は、「40代50代の男女が主人公の映画をもっと昔から作っていればよかった」というようなことをおっしゃっていました。

 

 

この映画の監督は、深川栄洋(よしひろ)さん。

 

「神様のカルテ」「白夜行」「60歳のラブレター」ドラマでは「にじいろカルテ」「和田家の男たち」などの監督をされている、かなりメジャーな方です。

 

そんなメジャーなお方が、商業映画ではなく、敢えて、自主制作の映画を撮られました。

 

 

すみません、そんなメジャーな監督の作品を、私はほとんどタイトルしか存じ上げず、見ておりませんでした。

 

唯一、観たことがあるのが「先生と迷い猫」

 

イッセー尾形さんが、偏屈な先生の役どころという映画です。

この作品は、3年ほど前の猫の日に、猫に関する映画やドラマをたくさん流すテレビ局の企画で流されたものだったと思います。

 

これが何とも、すごく好きな作品でした。
予告編見たら、もう一度見たくなりました。

 

 

そして、今回この「かぎろい」の存在を知ったきっかけは、

 

カメ止めで知った俳優、市原洋さんのツイートです。

 

市原さんも出演されてます。

 

知ってる俳優さんが出演されているからといって、すべてを観に行くわけではないのだけど、

 

この映画の存在を知ってから、映画の内容を調べ、監督や出演俳優さんをググり・・・

 

これは観るべき、と思いました。

 

 

 

主演女優の宮澤美保さんは、深川監督の妻であり、

 

この作品は、フィクションではあるものの、ご夫婦の実際のできことを赤裸々に描いているというではないですか。

 

 

人は、それぞれ様々な悩みをかかえ、乗り越え、生きている。

 

この夫婦の問題や悩みは、その一例に過ぎないのだけど、

 

共感できるミドルエイジは多いのではないかな。

 

 

お揃いのパジャマを着て、食事の前には必ず、「いただきます、愛してるよ」と言う夫婦。

 

 

舞台挨拶で、「いい夫婦像だな、と思われるか、気持ち悪い、と思われるか、二極だろう」と監督だったかトリウッド代表の大槻さんだったかがおっしゃっていたけど、

 

私は、素敵な夫婦だなと思いました。

 

 

特に、桂憲一さんが演じられた夫(深川監督モデル)は、優しくて、責任感が強くて、理想の夫だと思いました。

 

妻への思いやり、妻の両親への思いやりが、とても良かった。

 

 

しかしですね、

 

「いただきます、愛してるよ」

 

は、うぐっ、、、、となりました。

 

というのも、

 

先週の「星野源のオールナイトニッポン」にて、源さんが、

 

冒頭、「ヘア・スプレー(ミュージカル)を観に行った」、という話をして、

 

渡辺直美さんがすごかった、すごく良かった!というミュージカルの話もあったのだけど、

 

そもそもなぜ観に行ったかと言うと、もともと最初の映画版ヘアスプレーが大好きで、その監督であるジョン・ウォーターズが大好きで、、、と、かなり熱のこもった、ジョン・ウォーターズについての話が続き、

 

彼の監督作品はすべて好きなのだけど、「クライベイビー」は今見ても声を上げて笑っちゃう、大好き!とか、彼の本は全部読んでいる、、

 

そして、

 

その本の中で、すごく納得したことがあって、

 

「”愛してる”は相手が寝ているときに言う」というものだという。

 

源さん自身、ずっと、”愛してる”という言葉を言う気になれず、なんか違和感を感じていたんだけど、

 

ジョン・ウォーターズのその言葉を読んだとき、すごく腹落ちしたのだと。

 

”愛してる”は、相手に返事を求めるものではない、だから、相手が寝ているときに一方的にささやくんだと。

 

私もそれをラジオで聞いた時に、すごく共感したのです。

 

ていうことがあって、すぐの「いただきます、愛してるよ」だったものですから。

 

 

ただ、夫婦がお互い納得しているのであれば、すごく素敵だと思いますよ。

 

私自身は、それを強要されたらとても困りますけど。

 

ちなみに、源さんが、あまりにジョン・ウォーターズを熱く語り、「クライベイビー」をほめるので、中古DVDをポチりました。

 

観るのがとても楽しみです。

私も声を上げて笑えるのだろうか??

 

 

さて、かげろいの舞台挨拶では、深川監督、宮澤美保さん、桂憲一さん、市原洋さんの4人の方が登壇され、

 

数々の興味深い話をしてくださいました。

 

撮影はご自宅でされたこと、


美保さんはほぼプロデューサーであったこと、


監督が飼い犬のチワワをバッグに入れて仕事をされてて、美保さんが怒ったこと、


監督は、市原さんを難しい話を長くできそうなイメージと感じ起用した(というような…うろ覚え)


いただきます愛してるよ、は、台本にはなかったが演者の提案で言うことになった、実際監督も言っているのですか?の質問に、「はい」


などなど。。。

 

宮澤美保さんは、映画の中の佳奈よりも、実物はものすごく可愛いなと思いました。一層若く見えた。(映画の中ではあまり笑顔の印象がないからかも)

 

 

ウィキペディアによると48とあるけど、とてもそうは見えない。

石田ゆり子さんと通じる若さだと感じました。

 

 

以後、深川作品、アンテナ張って積極的にキャッチしたいと思います。

 

下北沢トリウッド、初めて行きましたが、

 

 

下調べをバッチリしていったので、前日の0時にネット予約開始で、翌朝早くに自分的に一番良い席をゲットできたし、

 

小さいシアターでしたが、とても見やすく、椅子も座りやすくて良かったです。

 

また利用したいです。

 

 

 

ではではまたパー