46.悲しみは平等 | 中絶ケア・グリーフケアカウンセラー

中絶ケア・グリーフケアカウンセラー

グリーフとは深い悲しみという意味です。
私は自らが中期中絶を経験した事で、心と体に大きな傷を負いました。

私と同じような経験をしたお母さんたちの、拠り所になりたいと思っています。

こんにちは。

中絶ケア・グリーフケアカウンセラーの

清田留都子(るつこ)です。

 

お茶会、ありがとうございました🫖✨

また企画致しますので

よろしくお願い致します😊

 

 

3月にグリーフケアに関する資格を取りに

東京へ行ってまいりました。

 

大体20人くらいかなぁ〜とか

自分なりに予測をしていたのですが

到着するなり、目に飛び込んできた景色は

受付待ちをする長蛇の列。

 

一瞬同じ会場で、違うイベントでも行っているのかな?

と考えてみましたが

手に持っている入場ハガキは皆私と一緒…

 

皆さんグリーフケアを学びに来ている方達なのだ!

と驚きました。

(多分ですが200名近くいらっしゃったのでは?と)

 

 

会場に入ると、男女問わず年齢層も幅広い方々がいらっしゃいました。

 

医療従事者や、仕事上グリーフケアを知っておく必要がある為に

参加された方もいるようでした。

 

中には最愛の人を亡くされた事をきっかけに

参加された方もいらっしゃいました。

 

 

 

受講して心に残った言葉があります。

 

「社会性が悲しみを阻む」

 

これはどういった事かというと

”亡くなられた理由”が

どうであったかという事で

 

”悲しい”辛い”苦しい”寂しい”という

感情を阻む(否定する)事です。

 

社会(他者)からだけでなく

自分自身で否定してしまう事も含みます。

 

 

中絶という形で子どもを亡くしたお母さんたちは

中絶した理由を元に

周りの人から心無い言葉を

かけられているかも知れません。

 

”子どもに障害が分かったから中絶を選択した”

”公にできない人との妊娠だから中絶を選択した”

 

そんな自分には悲しむ価値などない

そう思っているかもしれません。

 

 

 

講師の先生もおっしゃっていましたが

”亡くした悲しみ”というのは

理由がなんであろうと皆平等なのです。

 

貴女が中絶を選択した理由がなんであれ

我が子を亡くした悲しみは

決して否定される事はありません。

そして社会も否定する権利はありません。

 

私が今日お伝えしたい事は2つです。

 

・貴女は自分を否定しなくて良いという事

 

そしてもう一つは

・亡くした我が子の為に大いに悲しんで良いという事

 

 

中絶を選択する事となったお母さんたちの

悲しみや辛さ、我が子への想いを吐き出せる場所に

私はなりたいと思っています。