41.OKサイン | 生みたかったけれど生めなかったママ達の味方(19週で染色体異常発覚・20週で中絶)

生みたかったけれど生めなかったママ達の味方(19週で染色体異常発覚・20週で中絶)

第一子妊娠中に染色体異常が分かり、20週で中絶を行いました。
自分はなんて酷い母親なのだろうと責め続ける日々から
前を向いて生きていこうと思えるようになるまで。
同じ境遇のお母さん達へ
微力でも励みになるように綴っていきたいと思っています。

こんにちは。

グリーフケアカウンセラーの

清田留都子(るつこ)です。

 

ただいまモニター募集中です宝石赤

詳しくはこちらから↓

 

 

皆さんはこれまでに

最愛の人、親しい人の死に直面した事がありますか?

 

しかもそれが

自分が原因、あるいは自分に非があると

思わざるを得ない場合

 

きっとご自分を責め続けると思うのです。

 

私も、自らの意思で子どもを天国へと返す

人工中絶を選びました。

 

 

矛盾していると思いますが

ずっと自分を責め続けてきました。

 

 

ある日のこと

いつものように家で家事をしている時

 

何気なくつけていたテレビ番組に

目が留まりました。

 

「心に残った映画の名台詞」

 

その番組は映画の名シーンを

順位形式で放送していました。

 

もう何位だったか忘れてしまいましたが

 

番組で流れてきた映画の台詞に

私は衝撃を受けることになったのです。

 

そして、この仕事をしたいと思ったきっかけの

一つとなりました。

 

 

 

 

「風に立つライオン」

 

実在の日本人医師をモデルとして

さだまさしさんが制作した楽曲が

映画化されたものでした。

 

主人公はケニアに派遣された医師。

少年兵として負傷した少年たちの手当を行っていました。

薬漬けにされ、大人の戦争の道具として

利用される子どもたち…

 

次第に子どもたちは

主人公へと心を開いていきますが

一人だけ、自分の殻へ

閉じこもっている少年がいました。

 

そしてある日

その少年が主人公に打ち明けるのです。

 

「僕は9人も殺したんだ」

 

その少年に向かって

主人公が言った言葉が

私に衝撃を与えました。

 

 

「それなら一生をかけて

10人の命を救うんだ

未来はその為にあるんだよ」

 

 

私は、今まで人工中絶をした過去ばかりに

目を向けていました。

 

ただ漠然と

次男を幸せにする事が私の役割だと思っていました。

 

けれど、この主人公の言葉を聞いて

初めて、私も誰かの役に立って良いんだと…

OKサインをもらった

そんな感覚になったのです。

 

そして

それまで過去にばかり目を向けていた思いを

未来へと向けられるようになりました。

 

 

 

”物事には全て意味がある”

どこかで聞いたような言葉ですが

 

じゃあ今次男が

交通事故か病気で亡くなった場合

 

”物事には全て意味がある”など言われても

 

ふざけんな!と私は怒り狂うと思うのです。

 

 

最愛の人を亡くすという事は

言葉で言い表すことが出来ないくらい

辛く悲しい事です。

 

その事実に直面した貴女に

 

”意味がある”などと言うつもりはありません。

 

けれど、歳月が流れ

貴女が未来を歩んでいけるようになった時

 

辛く悲しい過去から

何かを見つけ出してくれていたらと思います。

 

そしてその見つけてくれたものが

貴女の未来をより一層

輝かせてくれるものであれば

 

きっと貴女はもう大丈夫。

 

大丈夫。