前回の文章をお読みになった読者の皆さんは、
「自分が確信してもいない治療を、患者にすすめるなんておかしい。」と
思われた方もいらっしゃることでしょう。
今、自分で考えても確かに矛盾していると思います。
そのときは喘息で苦しんでいる患者さんを何とかしてあげたいという一途の想いがありました。
更にこの治療法が本当に有効か否かを知ることが出来て、効果が実証されたならば、喘息で毎日苦しんでいる大勢の患者さんの福音となる事は勿論であり、そのメカニズムを解明できれば、素晴らしいことになると思ったのです。
未だ臨床経験がゼロの医師の卵の不遜な論理によるものでした。
臍帯埋没オペの前夜から頭を悩ませてなかなか眠れなかった。
手術機械は何を揃えたらよいか、院長は内科で外科の知識はないので自分にまかせて指示はない。
器具の消毒は煮沸するしかないが、ガーゼは高圧蒸気滅菌器で準備する。
麻酔は・・・、巧くいかなかったら・・・いつの間にか朝だ。