院長の医療問題コメント 10 | *ルビーテッククリニック*院長のコラム

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原材料はソ連から直接輸入されるとのことであったが、自分が受けた医学教育の常識の枠から外れていた。

喘息はアレルギー性の病気で副腎皮質ホルモンが有効である事は知っていたが、“臍のお”自体に同じ作用があることなどの文献をよんだり、聞いたりしたこともなく、まして実際に患者にそのような手術をして効果があったという報告も知らなかった。

「こんな事やっていいのですか?」

と反論したところ

「ソ連で今流行の治療だから大丈夫だ。嫌なら辞めてもらうぞ。」

これで、“万事休す”だった。

手術自身は非常に簡単で、ノボカインの局所麻酔で1cm位の切開後、皮下組織に3cm位のポケットを作りそこにソ連から来た“臍のお”を入れて切開創を1針縫うだけで終わりだった。

これで、その当時のサラリーマンの一月分の給料分くらいの治療代だった。

その効果があるかどうか、自分も興味深々だった。