私の猫遍歴 6 | *ルビーテッククリニック*院長のコラム

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カンフル注射というのは、樟脳の成分から精製して作られた強心剤の注射で、現代では古典的なものとなってしまっているが、その当時では救急時に使用する唯一の薬剤であった。

患者さんが瀕死の重態となると、「カンフル!」とさけんで、おじいちゃまが注射するのを時々見ていたので、子供の僕でもその名前は知っていた。

今の世の中で、企業の状態が非常に悪化した時など、その活性化を促す言葉として使われているのは、このような意味からなのだ。

おじいちゃまは、子猫のチイちゃんの肩のあたりにカンフルの注射を「プスッ」とさした。
チイちゃんがピクッと体を震わせたようにみえた。