私の医学生時代 38 | *ルビーテッククリニック*院長のコラム

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それから皮膚の消毒にかかるが、昔はヨードをアルコールで溶かした液、つまりヨーチン一辺倒であつた。

これを刷毛か大き目の綿を丸めた綿球で、手術する場所に塗り、乾いたところで、ハイポールという液を綿に浸してふき取ると、ヨーチンがすっかりと、中和され色も無くなり、術後かぶれることもなく特に問題になることもなかった。
今では笑われるやり方だと思うが・・・・・・。

手洗いを終え、滅菌した手術着を着て、滅菌手袋を付けた助手が、滅菌ガーゼ缶から覆い布を取り出し、手際よくパツと手術部の周囲にかけ、メスを入れて切開するところだけに穴の開いた「穴あき布」をかける。

機械出しは、看護婦の役目だが、キャスター付の機械台の上に滅菌布を敷き必要な手術機械、器具を、術者が取りやすくキチンと整理して置く。また横にも、必要と思われる特殊な機械や、予備のガーゼ、材料などを揃えたサイドの台を準備して、術中に何があっても、直ちに遺漏なく対応できる体制をとっている。