読者の方々は、前回の文章の内容から、薄々感じて居られたことでしょうが、結果として10杯食べることはできなかった。
所持金が足りず、まだ買ったばかりの新しい大学帽を形において、後日清算することで勘弁してもらった。
残念ながら、まさに完敗という結果で終わったのである・・・・・・。
肝心の下宿のことだが、これは市役所の近くで、長洲(ながす)というところに、ご主人がお役所勤めで、奥さんがお茶のお師匠さんをなさっていた閑静なKさん宅の、離れの二階で、押入れベランダ付きという好条件の物件を学生課が世話してくれた。
但し食事は付かず門限は夜の10時という条件だったが、幸い5分ほど歩いたところに朝早くから夜遅くまで営業している外食券食堂があり、すんなりと決められた。
ここは住み心地よく、卒業するまでお世話になった。