僚が無くなるので、またまた下宿探しに貸部屋をうろついている時のことであった。
もうすぐ2年生の新学期が始まろうとしていたので気持ちがかなり焦っていた。
たまたま千葉市役所の近くに適当な貸部屋があるとのことで、キョロキョロと一軒一軒見ながら歩いていた時、とある店のガラス戸に張り紙がしてあり字が書いてあった。
これかなと思い近づいて読んでみた。
『ところてんあります。10杯食べれば無料』とある。
ところてんを食べた事は無かったが海藻から作るもので寒天みたいなものだろうと想像した。
たまたま昼時で空腹でもあったので、『こんなもの10杯くらいわけないや、トライしてみよう。』
あわよくば、下宿の事も聞けるかもしれないと思いガラリと戸を開けた。