私の子供時代(登校拒否)23『止まらぬ山火事』 | *ルビーテッククリニック*院長のコラム

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火の勢いは衰える兆しがなく、山全体が燃え盛り、火の粉が町の方向に降り注いできた。

風もさらに強まり、山から吹きおろして民家の密集している方向に吹き付けている。


半鐘は狂ったように、擦り半を鳴らして不安を掻き立てている。

後はただ祈るしかなかった。自分の知っている限りの、祈りの言葉を唱えた。


南無阿弥陀仏、アーメン、南無妙法蓮華経、天照大御神さま、南無大師遍照金剛、アラーの神様、知っている限りの神々様、仏様に助けて!火を止めてください!一心不乱に恐ろしさに震えながら唱え続け願いつづけた。


もう火が忠魂碑の近くまで来たと聞かされ、大人の人達も諦めかけて、荷物を背負ったり、荷車に積み込んだりしてガラガラと逃げ始めた。



と、その時にある変化が起きたのだ。