ドロップのような今言われている変化球をどう投げるのか、コーチしてくれる人がいないのは当然であるが、自分で工夫してみた。
右利きなので島投手とは逆であることだけは、はっきりしていて写真でしかわからないが、腕の振り方は反対とし、振り下ろす方向をかえたりして投げてみたが上手くコントロールできない。
次にこれはキャッチャーのミットを想定して決め、其処の位置をめがけて投げればよいのではと思いついた。
母屋の入り口は、南向きで、その前は割と広い畑があり、そちら向きの壁は地面から自分の背丈ほどの高さまで、コンクリートのモルタル仕上げで頑丈そうに見えたので、ここに黒いクレヨンでキャッチャーミットのところに三重丸をそれらしく書いた。
そこから直角に畑の方へ適当な間隔をあけてマウンドを作りそこから投球することにした。
このモルタル壁の上は木の枠がありガラス窓となっていたので、少し気にはなったがあそこまで暴投することはないだろうと甘く考えていた。
その甘さが、後日大きな騒動を引き起こすことになるのだった。
次回に続く![]()