こんにちは
ジュエリーデザイナーの奥野貴子です
先日 上の世代から譲り受けたジュエリーを見て欲しいとのご依頼を受け、お宅にお邪魔してきました
(と言っても2ヶ月以上前の話ですが)
義理のお母様が亡くなられて
譲り受けたジュエリーやアクセサリーが色々ありました
(この画像はイメージです)
なにしろ数が多いので私がしたのは
一通り拝見してアクセサリーとジュエリーを分けること
アクセサリーとジュエリーの違いはこちらを参考にしてください↓
「ジュエリーとアクセサリー」
そのうえで
そのまま使えそうなのでそのまま残す
使いそうもないので石が付いていたら外して地金を下取りに出す
といった感じで分けることをお勧めしています
もちろんお嬢様がいらして
気に入ったものはお譲りするのも有りです
あと使わないけど思い入れが深いものは
しばらく手元に残すのも有りです
そんな感じで仕訳をした中で地金に返すことにした中に
私がキュンとした指輪がありました
私がキュンとするのは
今ではほとんど見ることがない
昔の職人さんの技術やデザイン
今回はご依頼主の方の了解の元ご紹介したいと思います
おそらく50年以上前に作られたものだと思います
当時は量産技術がまだまだ未熟だったので
多くのジュエリーが手作りされてました
昔の指輪の特徴としては
中石が高くセットされていること
正面からはわかりづらいので側面ショットがこちら
中石がだいぶ高いですよね
昔の婚約指輪もダイヤを高くセットしていましたよね
(最初の画像の左上の指輪みたいに)
この指輪の一番の特徴は
アームのデザインと作り方にあると思います
中石をセットしている部分(石座といいます)との接点が
くるりんと丸められています
そしてそこの部分にラインのように切り込みが入っています
この切込みは糸ノコで職人さんが一本ずつ切っているのです
腕の部分には2本で中石座の横には7本あります
7本のラインの均等さとかまさに職人芸
おそらく糸ノコ使いが得意な職人さんだったのかな?
このスタイルは私も初めて見たので
キュン
となったのでありました
こういった形は今では3Dとかで出来るのですが
昔の職人さんは得意な技術を自分の個性として
ジュエリーに反映したんでしょうね
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