こんにちは
ジュエリーデザイナーの奥野貴子です
前回に続き母の残したジュエリーのお話です
そしてタイトルの
「うちもだったか」
なお話です
母の洋服ダンスの小引き出しはちょっとしたカオス
(と言っても私の部屋より全然整理整頓できてる)
しっかりしているときは片付け魔だったけど
年を取って
「とりあえず引き出しへ」
となったみたい
子どもたちが幼稚園〜小学校位の時に撮った
たっくさんの8ミリフィルム
(これは父から引き継いだのね)
とか
本牧の家のときの表札
とか。。。
そんな中から出てきた袋が2つ。。。
右の袋の中身は
象牙が輸出入禁止になる少し前に
タイで私がお土産に買ってきたペンダント
買ってきた当時はよく着けていたっけ
そして左のなんだかゴチャッと入ってる中身がこれ
上が昔よくあったタイプのK18製のイヤリング
これは使えないから下取りに出すことに
下が小さいけど今は貴重な血赤珊瑚
で、真中は父のだろうな
父はよくタイタックをしていたので
でも、石がちょっと大きいからキュービックジルコニアだよね〜
ん?
んん??
んんん???
金具を外してみたら
針が曲がってるーーー
しかも針の下にちびっちゃい針も付いてるじゃん
(針が曲がる=硬い合金ではなく柔らかいプラチナ製)
(ちびっちゃい針=タイタックが曲がって付いたりしないようにする予備の針で、安い作りの物には面倒だから普通はつけない)
本物でした!!
刻印見たら0.53ct
ルーペチェックしたらそこそこきれいなダイヤでした
譲り受けたジュエリーのご相談を受けると
これホントによくあることなんです
ビーズの指輪と一緒の箱に入っていたからおもちゃだと思うと言われて拝見したら、1ctのダイヤのペンダントだった
母がそんなに大きいダイヤを持っていると思わないので偽物だと思うと言われて拝見したら、1ctのダイヤのリングだった
父のカフスなんですがアクセサリーだと思いますと言われて拝見したら、プラチナ製で付いていたのはあこや真珠だった
はい、これ全部実際にあったことですから
そして私も(父ですが)親がこんなふうにそこそこ大きくてそこそこきれいなダイヤをネクタイにつけていたなんて思っていませんでした
そして母も「今は使わないもの・なんだかわからないもの・どうしたらいいのかわからないもの」をまとめて、とりあえず袋に入れたんでしょう
まあ、私の場合はちゃんと見れば本物はわかるんですが
まさに
「うちもだったか」
な展開に💦
気を取り直して妹に
「ダイヤのペンダントでも作ってあげようか?」
って聞くも
「首がムズムズする」
からと言われ
「じゃあ指輪は?」
って聞いたら
「母の1ctのリングもらったからいらない」
って。。。
私がなにか作るごとにしよう💓
サンゴはこんなふうにパールを足して
羽織紐にしたら可愛いかもね
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そしてこのお話には後日談が・・・
こちらからどうぞ↓
「母の残したジュエリーたち 番外編・父のジュエリーその2」
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