3月の誕生石は
アクアマリン
みずみずしいブルーが美しい宝石です。
名前の由来はラテン語の「海の水」
神話によりますと海に出る人々の安全なお守りとして使われていたそうです。
またアクアマリンで作ったお守りを身につけた船乗りの魂には、誰にも負けることのない勇気が備わると信じられていたそうです。
鉱物学的にはエメラルド(グリーン)やモルガナイト(淡いピンク)と同じ
べリルです。
エメラルドのグリーンとは違い淡いブルーなのは
わずかに鉄分が入っているから。
そのわずかな成分の違いで性格が全然変わります
エメラルドはグリーンで内包物と言われるひびや傷のようなものが多いです。
アクアマリンは内包物が少なく、
エメラルドに比べて大粒の物が採れるケースが多いです。
アクアマリンの代表的な産地はブラジル
1980~1990年代からはアフリカでも鉱脈が発見され
きれいなアクアマリンが採れるようになりました。
アクアマリンの中で最高峰のお色は
クリアーでいながらグレー味を帯びない濃い水色。
ブラジルのサンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山で見つかったことからその色は
サンタマリア・アクアマリン
と呼ばれています
こんな感じ
これに近い色は近年アフリカのモザンビークでも産出されこちらは
サンタマリア・アフリカーナ
と呼ばれています。
宝石としてはサンタマリアは通常のアクアマリンに比べ
価格は数倍に跳ね上がります
色の淡いブルーは時にはお安いブルートパーズに近いものがありますが、
このサンタマリアはアクアマリンでしか出ない色
。。。と私は思います
少し変わったところではキャッツアイ効果があるものもたまに産出します
比較的内包物が少ないアクアマリンですが、
たまに石の成長線(一定方向に線が入った感じ)がある場合に出る効果です。
こんな感じ
これは意外と美しいものが少なく(色合いが暗かったりブルーに見えなかったりキャッツアイが見えにくかったり)、「きれいなものを探してください!」って言われると困る石
アクアマリンは硬度もそこそこあるので
普段使いにもOK
ぜひどんどん身に着けて楽しんでいただきたい宝石です