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浅田次郎
一気に下巻読みきりました。
上巻の時もそうだったんだけど、本当に覚えてない・・。
よかった印象しか残ってない。
まったく自分の脳スペックの低さにびっくりです。
クライマックスの芹沢鴨暗殺は、新撰組と
その周辺の人たちにとってどういう位置づけだったのか。
「身分」が社会構造の根幹を作っていた時代の
お百姓、商人、武士それぞれの立場と
それに苦しみながらも、乗り越えようとする男性達と
身分以前に性別による、圧倒的不利な性差別が
普通だった時代の、花街の女性、商家の女性の
社会とのかかわり。
これぞ浅田次郎作品!らしい、ひとつの題材を
ぞれぞれの立場、視点で掘り下げていく手法で
暗殺のプロセスが解明されていくのも、圧巻です。
そこに女性の視点をからませることで、より厚みが
ましているのが、この作品の醍醐味かと思います。
それぞれの独白でつづられる幕末、そして芹沢鴨への
思いがドキュメンタリーを見ているような展開で
改めて大好きな一冊になりました。
芹沢鴨暗殺の夜、新撰組一同と宴会をした
炭屋さんの門。美術館として公開されています。
宴が催されたという松の間の庭。
井戸まわりです。
正面玄関横に、新撰組の隊士が酔っ払って
つけた刀傷が残っています。
おそらく、この傷からインスピレーションを
受けたと思われるエピソードが作品中にありました。










