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奥田英朗
「このミステリーがすごい!」に随分昔に
選ばれていたと思います。
わりとライトな作品を読んできた奥田英朗の
しっかり作られた上質のミステリーでした。
愛する奥さんと義母を一緒に事故でなくした刑事、
イキがってるだけで茫漠と生きてる17歳の男子高校生、
使い込みをバレたくなくて会社に放火した夫を持つ妻。
この三人をメインに、放火事件をベースに
さまざまな事件を通じて本性?本質?が
あぶりださていき、読み応えあります。
それにしても、この中の女は強いなぁ。
逆境になればなるほど、秘めたチカラを発揮して
立ち向かっていく。
まあ、それが解決にはならず
愚かな結果を生んでしまうところも
考えさせられてしまいます。
市民運動やマルチ商法などサブネタも
ピリッときいてて、飽きさせません。
じっくり読むというよりも、物語の展開を
楽しめる良質のエンタテイメントミステリーかと
思いました。





