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大岡昇平
またも、自虐行為か?!と思うような
重い重い小説を読みました。
読み終えて、おなか痛くなってしまいました。
60数年前の戦時中、フィリピンで従軍した
兵隊さんの孤独と飢餓に戦う姿を
とても文学的に記してあります。
大岡昇平自身もフィリピンの戦争に行ったとのことで
その事実が余計にリアリティを感じさせ
ゾッとするような迫力です。
飢えて死んでしまうとき、自分ならどうするか。
ずっと考えてしまうけど、まとまりません。
あまりにも恐ろしい事実を、抽象化することで
文字にして世の中に伝える筆力がすごい。
この一冊に表現されたことの、おそらく半分も
わたしは理解できてないのでは・・・。
もっと理解力のある頭が欲しいーーー。
「戦争を知らないのは人間として半人前だ」と
ありますが、きっとそうだと思います。
こんな苦しい思いをした人たちが
今の豊かで平和な時代をつくってくれて
わたしが半人前でい続けられることに感謝します。
小学生のときからそうなんですが、
なんでかこの時代のことが気になって仕方ない。
知らないといけないっていう焦りのようなものを
感じてしまいます。




