ルビィのブログ


宝石白宝石白 浅田次郎



軽く短編集でも読もうかな~ と、

手に取ったわりに、なっかなか読み終えませんでした。

どうも周期的に本を読むリズムが取れなく

なってしまうらしく、

うまく乗ってくるとスイスイ、ドンドンなんですが

最近、ダメな時が多いです・・・。酷暑だから?


で、中身ですが

基本的に浅田次郎個人の昔ばなしシリーズです。


昭和30年代の東京のワル目の高校生。

計画的に夫と家庭から逃げ出す妻。

こどもならではの残酷さから起きる神隠し。

歩んでいた道からドロップしたキャッチ、バーのピアニスト。


・・・1回は読んだことのある題材ばっかだ。

表題作なんて、ドラマかなんかになった

「ラブ・レター」と同じだし。

いっそ続編にしたらよかったのにさ。


1編だけ秀逸なのが「うたかた」。

かつての日本の文化生活のシンボルだった団地に

住んでいた幸せな家族が、健全に優秀に成長した

子ども達が巣立ち、夫が急逝し、残された妻は

団地の取り壊しと一緒に自ら人生を終える。


自立した子どもや孫達が待つ新しい幸せな生活よりも

自分が築いた幸せの象徴である古い古い団地の一室で

一生を終えた方が幸せ・・という選択肢は

究極の尊厳死でしょう。


でも、そんな死に方を母親にされてしまったら

子ども達は重い重い罪の意識をかついで

一生を生きなければならないのでは。


妻の立場に立てば、「幸せでした、ありがとう」

だろうけど・・・。


テーマが重いだけに何度も考えてしまう作品で、

めずらしく生と死についての問題提議がされています。




宝石白宝石白宝石白 桐野夏生



久々の桐野夏生短編集です。



うん?どっかで読んだことあるかな?


って、感じるような構成もいくつかありましたが


バラエティに富んでいて、読みやすかったです。



男性がみんなロマンチスト。


廃墟の庭愛好家、シダ愛好家、仁義なき戦い愛好家など


なかなかディープなラインアップです。



女性に対しては相変わらず冷徹なんですが


細部まで書ききれないので


それなりに弁解の余地もあるところが


短編集ならではでしょうか。



ミロシリーズはどうも陳腐な気がして


好きになれないんですが、これはいい。



ただね、ミロでもあった愛犬に手をかける描写は


愛犬家にとっては、もうカンベンして欲しいです。


作家にとっては、よくある表現方法だけど


読むたびに、作風やテロップとは関係ないところで


心が沈んでしまって、一気にテンションさがります。


ふぅ・・・。



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宝石白宝石白宝石白宝石白 重松清



夏休みってノスタルジックですね。



自分の夏休みは短い期間になっちゃいましたが


今でも夏休みのラジオ体操とか


昆虫採集とか


プールとかくっきり思い出せます。



そんな子ども時代のいろんなエピソードを


小学五年生の少年の目線を通して


総天然色で蘇らせてくれます。



短編集なのですが、3回は涙がうかんじゃいました。



ああ、あの時の男子ってこうだったのね


とか


ああ、こんなことで悩んだな


とか


ああ、ケンカ相手もこんな風に思ってたのかも


と、


もう考えなくてもよくなったあの時代の悩み事が


ギュンギュン思い出されてきます。



読んでよかった!!


なんだか幸せな気持ちになりながら


ちょっとだけ子ども時代に戻りたくなりました。



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宝石白宝石白宝石白宝石白 遠藤周作



8月ということで、戦争と平和を考える


キャンペーン中です。(自分的に)



大先生である遠藤周作は意外と読んだことがない・・・


と、いうことにいまさら気づきました。



これは、太平洋戦争中の捕虜に人体実験を


ほどこす医師たちの話。



重い重い題材ながら、とてもとても読みやすく


頭にもよく入ってきました。


もっと早く読めばよかった。



この時期は、戦争のドキュメンタリーを多くやっているので


知識だけはどんどんつめているのですが、


そのテレビ情報から考えると、この医師の葛藤は


時代背景的には少々違和感がありました。



当時の国民への徹底したナショナリズムの刷り込みを


考えると「感情を動かされない自分を試したくて」


自身の意思で人体実験しようと落とし込めるのか?



また、遠藤周作はカトリック信者ですが


神を信じているアメリカ人=倫理があり、人道的


無宗教の日本人=集団心理で行動して非人道的


と、いった考え方が反映されてるのかも。



終戦からあまり日のたっていないこの作品の舞台は


街の洋服屋さんも、お風呂屋さんでも


兵隊として各地に赴いた人達がたくさんいたわけで


人を殺したことが武勇伝になっている生々しい時期。


それがリアルで胸が痛みます。



背景には色々あるけれども、人の命がとてもとても


軽かったこの時代、捕虜に対する罪をずっと


背負い続ける研修医の純真さのギャップも重いです。




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宝石白宝石白宝石白 日経デザイン



お仕事で、京都の老舗のブランディングを


させてもらうことになり、勉強中です。



京都在住なので、日常で京都の文化を


感じてるところもあるのですが


なんでもそうですが、自分からアクションを


しないと、接触機会は少ないものですよね。



てなわけで、結構勉強になりました。


こういうお仕事をすると


自分の見聞が広がっていき


仕事をしててよかった~~~なんて


イイコちゃんなことを思ってしまいます。



でも、もっとチョイスが深くてもいいのでは。


ややミーハー、そしてあまり華がないのが


少々気になります。



&老舗さん結局経営者決裁=会社のセンスに


なってしまう傾向が強いので


そのへんも東京の一流メーカーさんからしたら


ちょっと笑っちゃうかも。



でも、京都デザインはいいです!


大切にしなきゃ!