今日1/6は「東方三博士の礼拝」の日。フィレンツェではパレードが行われています。メディチ... View this post on Instagram 今日1/6は「東方三博士の礼拝」の日。フィレンツェではパレードが行われています。 メディチ家始め、ルネサンス期のフィレンツェでは重要視されたお祭り。貿易の町フィレンツェでは東洋との取引や知識の象徴でした。今でも各国の衣装を着た人たちを見ることができます。 1月はこれにちなんでフィレンツェにある「東方三博士の礼拝」作品を取り上げます。ウフィツィ美術館で9点、それ以外で5点、1月に何点紹介できるかわかりませんが、ご紹介していきたいと思います。 ウフィツィ美術館 1. ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ 2. ロレンツォ・モナコ 3. ボッティチェリ 4. ギルランダイオ 5. ロッセッリ 6. ダ・ヴィンチ 7. フィリピーノ・リッピ 8. マンテーニャ 9. ファン・デル・フース それ以外 1. ベノッツォ・ゴッツォリ@メディチ家宮殿 2. フラ・アンジェリコ@サン・マルコ元修道院美術館 3. ギルランダイオ@捨て子養育院 4. アンドレア・デル・サルト@サンティッシマ・アヌンツィアータ 5. ポントルモ@ピッティ宮殿 #フィレンツェ #イタリア #ヨーロッパ旅行 #海外旅行 #イタリア観光 #メディチ家 #ルネサンス #ウフィツィ美術館 #東方三博士の礼拝 Mariko Kato - 加藤 まり子さん(@mariko77kato)がシェアした投稿 - 2019年Jan月6日am6時20分PST
金地の背景が美しいロレンツォ・モナコの「東方三博士の礼拝」15世紀前半は遠近法などを使用す... View this post on Instagram 金地の背景が美しいロレンツォ・モナコの「東方三博士の礼拝」15世紀前半は遠近法などを使用するルネサンス様式と中世の国際ゴシック様式が混在した時代。モナコは前時代の国際ゴシックの代表。写本も手がけた。優美なS字型の肉体表現、流麗な衣装のひだがその典型的な表現。弟子のフラ・アンジェリコもこのスタイルを受け継ぎつつ、次世代のルネサンス様式を取り入れた。建物など遠近法を使用していないため現代から見ると不自然だが、マリア様の顔などは清純さが伝わってくる可愛らしさ。元々は国際ゴシック様式の火焔型(フランボワイヤン)フレームだったが、約半世紀後にゴシック様式が時代遅れとされ、ルネサンス様式の長方形に直した。その時の画家コジモ・ロッセリも後に東方三博士の礼拝を手がける。 #フィレンツェ #イタリア #ヨーロッパ旅行 #イタリア美術 #美術館巡り #ルネサンス美術 #ゴシック #ゴシック様式 #ウフィツィ美術館 #イタリア旅行 Mariko Kato - 加藤 まり子さん(@mariko77kato)がシェアした投稿 - 2019年Jan月4日pm9時16分PST
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ「東方三博士の礼拝」1425 ウフィツィ美術館***... View this post on Instagram ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ「東方三博士の礼拝」1425 ウフィツィ美術館 *** ウフィツィ美術館の名品の一つ。金を使った絢爛豪華さ、火焔式(フランボワイアン)の額縁、円盤のような光輪が国際ゴシックスタイルであることを伝える。一方で人間や動物の表情の豊かさ、背景の遠近感が生まれつつあるルネサンススタイルを取り入れている。当時フィレンツェで最大の勢力を誇ったストロッツィ家の依頼。三博士の後ろにいる鷲を持った男性が依頼主パラ・ストロッツィと言われている。当時ストロッツィ家がギリシャ文献のアカデミーを開設していたサンタ・トリニタ教会に納められた。権勢を誇ったストロッツィ家だったが、その後メディチ家との政争に敗れフィレンツェから去ることになる。金の使用、絢爛豪華さからストロッツィ家のリッチさが伝わる。滅びの前の最後の栄光。 #フィレンツェ #イタリア #イタリア美術 #世界の名作 #ルネサンス #ウフィツィ美術館 #東方三博士の礼拝 #マギの礼拝 #美術館 #美術館巡り #西洋美術史 #フィレンツェ観光ガイド #メディチ家 #世界史 #名画の秘密 #中世ヨーロッパ #中世美術 #フランボワイヤン #ゴシック #宗教画 Mariko Kato - 加藤 まり子さん(@mariko77kato)がシェアした投稿 - 2019年Jan月3日am2時11分PST
あけましておめでとうございますお正月なのでおめでたく七福神ならぬ7つの美徳総セットでお送り... View this post on Instagram あけましておめでとうございます🌅お正月なのでおめでたく七福神ならぬ7つの美徳総セットでお送りします。 7つの美徳 ポライオロ兄弟+ボッティチェリ 1469-70 ウフィツィ美術館 7枚全てが並んだ写真。中心が最も重要とされる「慈愛」その両端に次に重要とされる対神徳、それを囲むのが枢要徳。依頼主の商工会議所裁判所はシニョーリア広場にある現グッチミュージアム。右6作品がポライオロ工房の作品だが、どれも衣装や床の質感などから北方ルネサンスの影響を感じる。それぞれの美徳を囲む建築もローマ建築から影響を受けているところがルネサンスの特徴。左端はボッティチェリの作品。他の作品と比べると動きがあり、線より柔らかさを重視している。裁判官たちはこれを見て己の美徳を忘れず裁判に臨むよう自らを戒めた。 #フィレンツェ #イタリア #西洋美術史 #イタリア観光 #フィレンツェオススメ #ウフィツィ美術館 #ルネサンス美術 #ルネサンス #シンボリズム #ボッティチェリ #美術館 #美術館巡り #海外旅行 #お正月 #七福神 #グッチ #gucci #guccimuseo #アート #イタリア美術 #美徳 #グッチミュージアム Mariko Kato - 加藤 まり子さん(@mariko77kato)がシェアした投稿 - 2019年Jan月1日pm4時59分PST
フィレンツェ商工会議所裁判所の依頼で描かれた7つの美徳。6つまでは当時人気工房だったポッラ... View this post on Instagram フィレンツェ商工会議所裁判所の依頼で描かれた7つの美徳。6つまでは当時人気工房だったポッライオロ兄弟が制作。この「剛毅」は25歳のボッティチェリが制作。ボッティチェリの名前が正式な文書に記載された作品。ポライオロ兄弟6つの作品と比較すると顔の表情の柔らかさ、肉体の動きなどが感じられる。師匠フィリッポ・リッピの画風がまだ見られる。枢要徳の1つ剛毅を表す鎧と棍棒がアトリビュート。兜をかぶっているもの、ライオンが描かれているものなども剛毅の作品としてある。 #フィレンツェ #ボッティチェリ #イタリア美術 #ヨーロッパ旅行 #美術館巡り #ルネサンス美術 #ルネサンス #フィレンツェ観光 #美術館 #ウフィツィ美術館 #グッチミュージアム #世界の美術館 #名画 #タロット #タロットカード #枢要徳 #美徳 #美術 #アート #海外旅行 #絵画 #連作 #シンボリズム #象徴学 #西洋美術 #西洋美術史 #宗教画 Mariko Kato - 加藤 まり子さん(@mariko77kato)がシェアした投稿 - 2018年Dec月31日am12時30分PST