
前回の更新からちょっと空いてしまいましたが、今回はお待ちかね(?)
セクシー美女
を特集したいと思います




『ヴィーナスの誕生』でも少し紹介しましたが、西洋絵画でヌードが描かれるようになったのは1480年ごろです。
1000年の時を経て解禁になった女神のヌード

ヌードの美女を見たいという欲求はいつの時代も変わりません。
1500年代に入るとヌードの作品が多く制作されるようになりました。
その中でもトップ・ビューティー

それがこちら

ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』です。
しなやかなボディーに官能的なポーズ
そして見ているものを挑発するような大胆な微笑み。
これ以上のセクシーショットがあるでしょうか?
この作品は結婚祝いとして贈られた家具の装飾だった言われています。
うーん、結婚祝いとしては少しセクシー過ぎるような・・・
若いお嫁さんが見たら恥ずかしくなりそう・・・
実はそれこそが狙いなんです
何も知らない純真無垢なお嫁さんに
「こんなポーズしたらおムコさんが喜ぶよ」
と教えてあげるための絵だったそうです。
なんとも大胆な教え方ですね。
さてさて、1000年ぶりの解禁されたヌード。
でも19世紀までは描いていいヌードとそうでないヌードがしっかり分かれていました。
ヌードで描いていい女性は基本的にこの方々。
1)ヴィーナス(ギリシャ・ローマ神話の女神)
→西洋では、何も飾らない(裸)ことこそ真理であると考えられていました。
2)イブ
→アダムの奥さんです。知恵の木の実を食べるまでは裸です。
3)バテシバ&スザンナ
→旧約聖書に登場する入浴シーンがよく描かれます。
4)マグダラのマリア
→カトリックではマグダラのマリアは長年「罪深い女(娼婦)」とされていました。
このように、ヌードと言えどもしっかりとした宗教観や哲学で支えられていました。
ただ単に鑑賞したいから、という理由では(少なくとも表向きは)ないのです。
こちらの作品ももちろんそう。
ティツィアーノ作「マグダラのマリア」
うーん、本当に宗教画なんでしょうか・・・あまりにセクシーすぎます
こちらも同じ画家による作品です。
ローマ神話の女神フローラ
フローラは花の女神。
こちらはボッティチェリの「春」の一部ですが、左はしの女性もフローラです。
さてさて作者のティツィアーノさんですが、セクシーショットを撮らせたら天下一品!
現代で言えばさしずめアラーキーさんといったところでしょうか。
彼はヴェネツィア出身です。
ヴェネツィアといえばカーニバル

こんなマダムや、
こんなカップル、
そして真ん中にいるのは誰でしょう
といった享楽的な街の雰囲気を身につけているのです。
そもそも20世紀に入るまではほとんどが男性の画家
そして絵を依頼する貴族たちもまたまたメンズたち
きっと理想の女性を描いていたんじゃないでしょうか
普通だったら
18禁ちゃうん
と思うような絵も美術館だったら平然と美術品として飾られてるんですよね
実は美術館は
セクシーショットの宝庫
ぜひアナタ好みの美女を見つけに美術鑑賞にいってください
