タダで巡るフィレンツェ観光 Part 1☆オルサンミケーレ教会付属美術館とドゥオモのベストショッ | フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

お金がかからなくて楽しい遊び教えて ブログネタ:お金がかからなくて楽しい遊び教えて 参加中

旧市街が世界遺産に登録されているフィレンツェには見どころがいっぱいです




映画「冷静と情熱の間」で有名なドゥオモ
「ヴィーナスの誕生」があるウフィツィ美術館
ミケランジェロの「ダビデ」が見れるアカデミア美術館

などなど、何日あっても足りないくらい。
実際、1週間フィレンツェに旅行にきて足りなくて、会社辞めて留学してしまいました

というのはやりすぎですが(笑)いろいろ回ると時間もさることながら、入場料もけっこうかかります

でも、街自体が世界遺産に登録されているフィレンツェ
無料で入れるとっても素敵な美術館がたくさんあるんです

今回はその中でも街の真ん中にあって、フィレンツェで一番ドゥオモが良く見える
オルサンミケーレ教会と付属美術館
を紹介します。



フィレンツェの中心といえばドゥオモとシニョーリア広場
その真ん中に位置するのがオルサンミケーレ教会です。





この教会の外壁にはたくさんの聖人の彫刻が飾られています。

というのも中世のフィレンツェにはアルテと呼ばれる職業組合がたくさんありました。
そして各職業にはその職業を守る守護聖人がいました。
ラシャ業は洗礼者ヨハネ、毛織物は聖ステファノなどです。





この教会を再建するときに各組合が自分たちの守護聖人の彫刻を作って収めたそうです。

豊かな組合はブロンズ、
そうでもない組合は大理石でつくったそうです。




この彫刻の作成にはルネサンスのトップの彫刻家たちが制作に当たりました。


ダヴィンチの師匠ヴェロッキオの作品。



これらのオリジナルは教会付属の美術館に展示されています。


「天国への門」を作ったギベルティの洗礼者ヨハネ。



この美術館からの眺めは最高



教会の中には荘厳な「聖母子像」が飾られています。

IMG_4168

礼拝堂の装飾も美しい
絵画はガッディ、装飾はオルカーニャ。
どちらもフィレンツェにおけるゴシックの傑作です。



教会は毎日開いているのですが、美術館は月曜日のみの開館です。
多くの美術館が休館している月曜日、ぜひ足を運んでみてください

タダで回れるフィレンツェの観光地案内、また紹介したいと思います


オルサンミケーレ教会付属美術館
Via dei Calzaiuoli
教会:毎日10:00-17:00
付属美術館:月曜日10:00-17:00






にほんブログ村