六年前 リーマンショックの
暗雲垂れ込める
七夕 二日前
初めての 派遣
工場勤務で ロボット操作を
やっていた
妹から
会社に電話 長女
救急車で搬送
頭がボーッとして
係長に どうやって
家に帰ったらいいでしょう?
と 意味不明な質問
8月生まれだから19歳
生死を さまよった
一命をとりとめたが
七夕が近づくと あの
事件を思い出す
そして 派遣切り
あの年 私たち親子は
小さな小舟で 揺られていた
六年みんなが夢とか 希望
を もって家を出て行った
世の中 理不尽で
どうにも こうにも
ならない事が 多い
でも
心から あの時 娘の命が
助かった事
ありがたい 感謝である
短冊に
願いを 書くことが
ないが
母親や
娘たちが健やかなら
何の
願いもない
綺麗事ぬきこえるだろうが
娘の 子供の生死が
かかる ことを 体験すると
心から そう願う
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