菊を食べるなんて~
もってのほか
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
寒暖の差が激しく
外出すると
鼻をクシュクシュ
咳をコンコン
あちらこちらから聞こえてきます。
この温度差では
体調を崩してまいますね。
いつの間にか
わが家の庭の野菊達も
満開です。
アシズリノジギク
10月の末ごろから
わが家の食卓には
菊がのぼるのです。
黄色や紫の食用菊です。
もともとは、観賞用だった菊を
食べたら美味しかった
それから食用菊が生まれたそうです。
栽培している地方は
山形県が一番多く
次に青森県、新潟県と続きます。
昔から菊茶や薬として
口に入れているのですから
食しても問題はないと思います。
食べるのは
美味しいか、美味しくないか
だそうですから・・・
食卓にのぼる菊で
一番多く生産されているのは
「つま菊」と呼ばれる
愛知県産の菊です。
ご存じのように
お刺身に添えられる
あの「つま」です。
これは頂かないと思いますが。
散らしてお醤油に漬けると
菊の風味がして
一層美味しく頂けるかもしれません。
菊を食する週間は
東北だけなのでしょうか?
わが家は祖母が山形でしたので
その習慣を受け継いだ母が
秋になると食卓にのぼらせました。
少し苦いので、子供の頃は
いやいや口にしていました。
大人になって
その微かな苦みが
好きになりました。
今年も何度か頂きました。
そのようなわけで
わが家では頂くのですが
西の方では頂かないようです。
食用菊にも
いろいろな種類があって
わが家では
黄色や紫の菊を頂きます。
食用菊にもそれぞれ名前があり
「もってのほか」、「かきのもと」
「延命楽」、「おもいのほか」、「かしろ」
などと名付けられています。
今年、頂いたのは
「もってのほか」の名前の付いた
紫の菊でした。
どうして「もってのほか」?
皇室の紋章は菊ですから
菊を食べるなんて
「もってのほか」
「もってのほか、おいしい」
から名付けられたそうです。
面白い名前
と思っていましたが
そのようなわけだったのです。
皆様一度お召し上がりください。
菊は長寿の象徴です。
是非どうぞ。