秋の夜半の麗しい月でした | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

もみじ秋の夜半の麗しい月でした  

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

一昨日のNHK大河ドラマ

「光る君へ」ご覧になったことでしょう。

 

 

 

 

 

 

紅葉の枝の挿頭(かざし)をして舞う

道長の子頼通と教通

 

 

「源氏物語」の「紅葉の賀」を

彷彿とさせました。

 

頼通が源氏の君?

光り輝いて私には見えて・・・

 

でもこの場で

光り輝いたのは道長でした。

 

 

紅葉の季節に催された

藤原威子の立后を祝う宴

そこで藤原道長は

かの有名な和歌を詠うのです。

 

 

遠く輝く月を観ながら

 

 

 

 

 

 

この世をば 我が世とぞ思う 望月の

欠けたることの なしと思えば

 

 

権力を手中に収めたことを詠った

傲慢な詠

と言われてきましたが

 

今では

解釈は人それぞれ

 

「光る君へ」をご覧になった方は

なお一層

様々な解釈をなさったことでしょう。

 

見終わると家族揃って

それこそ走って

暗い空を眺めに。

 

秋の夜半の

雲に隠れゆく月を

眺めました。

 

 

 

 

一昨々日、一昨日

昨日、今日と月は観られません。

 

放送された日が横浜では

グッドタイミングだったのです。

 

とても麗しい月の夜でした。