その凜とした佇まいと香りは? | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハートその凜とした佇まいと香りは?

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

毎日寒いようでも

例年より暖かなのだとか。

梅も早く咲き

早咲きの桜も早いそうです。

 

 

先週お稽古の前に

打ち合わせに

海老名まで行って参りました。

 

海老名は

ショッピングセンターがたくさんあり

毎日の生活には事欠かず、とても便利そう。

 

かと思うと

広い広い国分寺跡が

住宅の中に拡がって

心休まる素敵な場所もあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

以前訪れた折には

犬のお散歩の方や子供たちが走り回ったして

とても賑やかでした。

 

 

 

 

 

 

 

この日は、とっても寒い日で

見かけたのは2、3人。

 

遠くの空は灰色に曇り

雲が低く漂っておりました。

 

もしかすると夕方から雪でも

そう思わせるような日でした。

 

 

 

反対側は青空が拡がって

 

 

 

 

 

 

白梅が遠くに見え

来週あたりは満開かしら?

そう思わせました。

 

青空も見えておりましたが

吹く風の冷たさに

思わず

 

寒~~い

と叫んでしまいました。

 

 

 

 

 

 

視線を遮るもののない

見渡す限りの広~い空間

とても気持ちの良いものです。

 

 

 

 

 

 

風に乗って香りが・・・

 

 

 

 

 

まだ花開いたばかりで

2、3分咲き。

 

仄かな甘さと

吹く風の冷たさで増幅された

ヒャッとするような涼しさ

 

その佇まいは

奈良時代中期に聖武天皇の后として

多くの功績を残された光明皇后の

凛とした姿を思わせました。

 

 

この国分寺跡は

光明皇后の夫である

聖武天皇が出された詔により

相模に建立された国分寺が

建っていた場所なのです。

 

 

今月薫いた「梅花」2種

その一つの「梅花」は作り手不明です。

 

高価な香材を用いた

高貴な香りの「梅花」は

素晴らしい薫物ですが

 

私が描いた「梅花」は

白い梅の花の香りでした。

 

その甘く清々しい香りは

国分寺跡に咲く白梅の香りに似て

凛とした中にも

多くの優しさを閉じ込めた

心休まる香りなのです。

 

国分寺跡と言う繋がりで

光明皇后が思われたのでした。

 

この後

早々に引き上げ

暖かい場所に逃げ込んでしまいました。

 

 

次の日薫いた「梅花」は

広大な敷地に咲く

白梅の香りを思わせるものでした。