NHK「鶴瓶の家族に乾杯」で淡路島のお線香が紹介されていました | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハートNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で

  淡路島のお線香が紹介されていました

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

今日は阪神・淡路大震災から

29年目、淡路島は

阪神・淡路大震災の震源地でした。

 

犠牲になられた方々の

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

15日のNHK夜の放送の

「鶴瓶の家族に乾杯」で

淡路島のお線香作りが放送されました。

 

今年の大河ドラマ「光る君へ」  で

清少納言を演じる

タレントのファーストサマーウィカさんが出演

お線香作りの現場を見学。

 

何種かのお線香の香りを

聞いておられました。

 

 

清少納言はお線香ではなく
空薫物(そらだきもの)

現在のルームフレグランス様の香を

衣に薫き染めたり、空薫物として

愉しんでおりました。

 

 

平安朝香道で薫く

薫物は「空薫物」です。

 

番組に

薫物は登場しませんでしたが

種々のお線香が紹介されていました。

 

淡路島のお線香造りは

江戸時代(1850年)より

始まったのです。

 

それよりず~っと以前

淡路島は

香とはとても深い関係にあったのです。

 

 

飛鳥時代、推古3年 (595年)

 

今から、1400年以上も前のことです

 

流木が淡路島に漂着し

それを火にくべたところ

とてもかぐわしい香りがしたのです。

 

その流木を朝廷に献上した記録が

日本書紀に記されています。

 

その流木とは香木だったのです。

 

流れ着いたとされる場所には

枯木神社が建っています。

 

 

 

 

 

私は8年ほど前に

淡路島を訪れて

枯木神社にも行って参りました。

 

 

 

 

 

北淡路から南淡路までを縦断して

とても大きな島だということを

実感いたしました。

 

瀬戸内海では最大の島です。

 

 

淡路島の中西部には

良港の江井浦があり

江戸時代には

回船業で生計を立てていました。

これで船主は黄金時代を築きました。

 

季節風の強い冬場には

船を出せません。

冬の間は

乾燥した気候を利用して

江井に集まる香材を元に

お線香造りが始まったのです。

 

 

今では全国のお線香の七割は

淡路島で造られているそうです。

 

薫物が紹介されるのでは

と観てしまいました。

 

残念ながら番組で

薫物の紹介はありませんでした。

 

 

「光る君へ」では

薫物はどのように扱われるのでしょう

楽しみにしております。