沈香のカクテルって?失敗は成功の母 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハート沈香のカクテルって?

  失敗は成功の母

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

 

 

 

9月4日放送の、TBS午後9時からの

「クレイジージャーニー」は

「世界のベストバー50」に日本から選出され

世界中で人気のバーテンダー

鹿山博康氏が出演。

 

鹿山氏は

究極のカクテルの素材を探しに

世界30ヶ国以上を旅して来られました。

 

今回は、インドネシアに旅し

究極のカクテルを作るというもの。

 

現地のインドネシアに古来より伝わる

ジャムウ(漢方飲料)と呼ばれる

伝統自然療法を学び

街の市場で様々な食材を試します。

 

インドネシアで採れる沈香に興味を持ち

人工栽培された沈香農家へ。

 

沈香が人工栽培されている

クトハルジョの村へと向かいました。

 

今は自然沈香は

価格が高騰し、手に入れるのが

とても困難なのです。

殆どの沈香は人工栽培された物です。

 

沈香は

ジンチョウゲ科ジンコウ属の

アクイラリアの学名のつく樹木から

作られたものです。

その木に穴をあけ

特殊な菌を入れて作られます。

 

 

その農家では秘密の液体を流し込んで

人工栽培をしていました。

(秘密ではないような具体的な説明が・・・)

 

この沈香農家では人工栽培された沈香が

100本以上植えてあるそうです。

その中の1本を買い取り

切った木を削り

中の茶色く変化した沈香の材を取り出しました。

 

アルコールと水に一晩漬け

より濃くするために蒸留し

沈香液を作りました。

 

それに果物やハーブ

パームシュガーなどをブレンドして

カクテルの完成。

農家の方が試飲すると

美味しい拍手

とのことでした。

 

沈香液を飲み物に?

どのようなお味なのでしょう?

 

その後スタジオで

蒸留した沈香液に

農園で作ったカクテルとは違ったブレンドで

カクテルを作りました。

 

鹿山氏は

記憶と直結することで

美味しさは倍増するとのこと。

 

神社仏閣の香りと

スイカをイメージした

記憶を刺激するカクテルを作りました。

 

それぞれのカクテルを飲んで

出演の小池栄子さんは

おばあちゃん家

を感じ

松本仁志さんは

スイカ食べながら

酔っぱらったおばあちゃんと喋っている感じ

そして

設楽さんはアルコールなしで

ヒグラシを感じると話しておられました。

 

 

 

 

 

一般的な沈香は

そのままでは香りません。

熱して初めて香ってくるものです。

 

上級の沈香では

鼻を近づけると香りのするものもあります。

 

沈香の香りも様々ですが

蒸留した沈香液とは?

 

飲んだ感想からうかがい知ることは

古いお家の香りとか

博物館や図書館の香り

そのような気がします。

 

嗅覚としては

分かるような気がしますが

味覚となると・・・

 

一体どのようなお味でしょうか?

 

 

鹿山さんは雑誌の取材に

このように話されています。

 

 

カクテルってまずいものを作ったからこそ

美味しいものができるんですよ。

やっぱり、作った量と経験の長さですよね。

例えばここにレシピがあって

これが正解ですと。

でも、正解しか作らなかった人って

成長はしないんですよね。

 

 

このことは薫物作りにもいえることです。

レシピ通りに作れば

とてもよい芳香の薫物が

出来るかもしれません。

 

 

 

 

 

 

でもそれって面白くはないのです。

あれを合わせたらどうなるかしら?

これは?

 

試行錯誤して失敗を恐れず

いいえ、失敗と思ったものが

思い通りのもの

と言うこともあるのです。

 

何度も作ることは

とても時間が掛かることです。

 

作った量と経験の長さ

だとすれば

まだまだ

足元にも及びません。

 

 

カクテル作りも薫物作りも

作ることには共通点が

たくさんあるのですね~

 

 

学ぶべきこと

たくさん

たくさんありましたキラキラ