日本産の漆で香炉が完成 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●日本産漆で

 香炉が完成

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

寒の戻りでしょうか?

昨日は雪まじりの

冷たい雨が降りました。

 

暖かくなりすぎて

春が短いことを

心配しておりました。

 

 

冬の寒さが戻って

咲きかけた桜も

ためらっているのでは?

 

 

天気予報は

明日から春の嵐

だとか桜台風

(失礼いたしました。週末から?)

 

来週には暖かくなって

あちらこちらで

桜情報が飛び交うことでしょう。

 

 

 

私の手元にも

春がやって参りましたキラキラ

 

 

 

 

 

 

昨年秋に

香炉の木地に

漆を施して頂くことを

塗師の佐藤学氏に

お願いしておりました。

 

寒い冬を乗り越えて

私の手元に立派になって

戻って参りました。

 

 

 

 

 

 

佐藤氏は

山形県真室川市で

漆に携わり日本産漆の採取をし

漆塗りや、古くなった漆器の修理も

行っていらっしゃいます。

 

 

漆は近年中国産が主になり

日本産の漆は

衰退の一途を辿っていました。

 

 

真室川町には

「漆坊(うるしぼう)」

という地名が残ることから

古い時代には

漆栽培の歴史があったと思われます。

 

 

そのようなわけで

佐藤氏は

「漆の主産地」づくりを目指して

「漆器工房 学」

を設立し、漆器の伝統を

受け継いでいらっしゃいます。

 

 

何といっても

日本の漆は

1万2千年前から存在しています。


福井県鳥浜貝塚では
朱に塗られた漆の器や
日本最古の漆材が出土しております。
 

古い古~い時代より

存在するものです。

 

 

私も日本の漆で

火取(香炉)ができたら

 

常々そう思っておりました。

 

偶然ネットで

お知り合いになれましたので

お願いした次第でございます。

 

 

今までの火取は

少々小さい

と思っておりました。

 

今月は

この火取でお稽古をいたします。

 

末永く大切に使わせていただきますルンルン