● コロナ禍の中で
おひなさまとお稽古の香を聞く
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
今年の2月は
なんて寒いんでしょう
また雪が降りそう
娘や孫たちと一緒に
お雛様を飾ったのですが・・・
3月には
暖かくなるのでしょうか?
長女のお内裏様
次女のお内裏様
私のお内裏様
子供たちは
「毎年出し入れが大変だから
しまう場所もないし・・・」
とお雛さまを
実家に置いたまま
アラッ まあ
なんてことでしょう
生まれた後に
いろいろと調べて
あちらこちら訪ねて
両親も私も
納得して求めたものです。
もっと小さなものにしておけば・・・
仕方ありません
親の気持ち子不知
私のお雛さまは
欠けたり汚れたりして
処分されてしまいました。
ですから
子供たちのものは
大切に毎年飾っています。
最も愛着のあるお内裏様は
父が山口県でお土産に買ってきた
「大内雛・おおうちびな」
今では絶滅種となった?
ワンマン
いつも考え事をしているようで
無口な父親
そのような父が
娘のために旅先で
選んでくれたお土産だと思うと
どんなに高価なお雛さまより
大切なものなのです。
出し入れに便利
仕舞うのに場所を取らない
飾ってある大内雛より
少し大きめの大内雛
それを孫たちには求めました。
飾ってくれていると
嬉しいな~
飾り終わって
すっかりくたびれて
雛あられとゼリーを
お供えしました。
「お雛さまはいつ食べるの?」
孫の質問に
「たぶん夜中に動いて宴会だと思う」
そう答えると
「こわ~~」
と言われてしまいました。
私の好きな
ファンタジー、メルヘン
夢物語、妄想ですからね
思うように行動できない
コロナ禍ですが
大切なお雛さま達と
今月のお稽古の課題の
春の香「梅花・ばいか」を
一人聞きました。
白梅の香りでしょうか?
それとも
紅梅?
この高貴な香りは
前栽に咲く紅い梅の花
かもしれません。
雛祭りは
桃の咲く季節で
桃のお花を飾りますが
桃の代わりに梅の香 です。
わが家のお雛さまたち
1年振りに聞く薫物に
顔をほころばせているかも
しれません
ふり返ると
心なしか白い頬が
桃色に染まっているように
見えました