●高架下の道沿いに咲いた金木犀は
何度目の開花でしょうか?
一昨々日は快晴で
気持ちの良い秋の日でした
用事で多摩川駅まで行きました
駅名は何度も変わっています。
東横線が開業した大正期には
「多摩川園前」と呼ばれ
昭和には「多摩川園」
そして
平成に現在の「多摩川」
となりました。
東口にある
「田園調布せせらぎ公園」一帯 は
その昔遊園地でした
ですから昭和の駅名も
「多摩川園前」なのです。
せせらぎ公園や公園館はなぜか
「多摩川」ではなく「田園調布」がついています。
理由は
地価が高い方の名前が付けられる?
昔の遊園地はその後
有名人も通うテ二スコートとなり
今はせせらぎ公園となりました。
その前にある
高架下の通り沿いに植えられた
キンモクセイの花が
埃やすすで汚れ
黄金色を隠して咲いていました。
花数は少ないようでしたし
香りもほんの少し
やはり2度目か3度目なのでは
と思ったのです。
東口周辺を歩いていると
様々なことを思い出します。
小学校の先生のお宅があったこと
あの時は田園調布から
歩いたような記憶があります。
子供たちと遊びに来たプール
駅前商店街で買ったお菓子
反対側の西口からは
学生時代の同級生がいたアパート
田園調布教会があり
そうそう
宝来公園もあったかしら?
そこは、元は宝来山古墳なのです。
キンモクセイの
ほのかな ほのかな香りがして
今の町並みと
遠い日の町並みを重ねて
懐かしい過去の日々を思い出しました。
甘く切なく
ちょっぴり哀しい
金木犀の香りのする
秋の1日となりました。