●秋の香りって金木犀だけではないのです
秋の七草で芳香がするのは?
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平安朝香道の゛朝倉涼香です
風になびく萩
萩に香りがあったなら
風に乗って
辺り一面に漂うはずです
萩の幻の芳香はどのような香り?
萩に香りが無いなんて
残念でなりません
この時季、萩の代わりに
香りのある植物は
何といっても
金木犀
秋に香る植物は他にも
藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)
葛(くず)、撫子(なでしこ)
原種フジバカマ
カワラナデシコ
葛
あれあれ~秋の七草ですね~
後三つ
萩に尾花(ススキのこと)、朝顔(キキョウのこと)
この三つは特別香りを感じない植物
秋の七草は
山上憶良の歌に詠まれ
万葉の昔から存在します。
「万葉集」巻八から山上憶良の歌二首
秋の野に 咲きたる花を
指折り(およびをり) かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花 葛花 撫子の花
女郎花 また藤袴 朝貌の花
葛の花はとっても良い香り
藤袴も、撫子も芳香です。
女郎花はとてもとても良い香り
と言いたいところですが
反対です。
人によっては
いやな香りと感じます。
何かと言えば
蒸れたような香りかもしれません
それほどいやな香りなのでしょうか?
香りの好き嫌いは人それぞれ
猫の好みのように
「蒸れた匂いが好き」
もありなのです。
芳香
と言えないことも無いのです。
今では秋の良い香りのする
植物と言ったら
金木犀かもしれません
金木犀は秋の七草よりもずっと後
江戸時代に中国からやって来ました。
今では懐かしさを感じる
秋の香り
となりました。
その金木犀の花を
2度3度と採り集めました。
結構集めましたので
他にもつくりました
何をつくったかは
次回ご報告いたします。
秋に香るのは
金木犀だけではありませんでした。
秋の七草も
忘れないようにいたしましょう