●モテ男の妻の運命は?
久しぶりの香道のお稽古でした
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
梅雨の時期はお天気のことが
毎日気になりますね。
一昨日は時々
になりました。
昨日は雨。
今日はで時々
蒸し暑い日となりました。
一昨日は、今年になって2度目の
「薫物合わせ」でした。
「薫物合わせ」は原則として土曜日ですが
ご都合の悪い方が水曜日にお見えになりました。
それでは
「薫物合わせ」・ 「源氏合わせ」っていったい
どのようなことでしょう?
「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で
「物合わせ」の一つです。
日本で、また世界でも平安朝香道だけで
行われている香道の遊びなのです。
平安時代に行われていた「物合わせ」には
「絵合わせ」「歌合わせ」「物語合わせ」
「前栽合わせ」「貝合わせ」「薫物合わせ」
などがあり
その優劣を判者(審判)が判定します。
「源氏合わせ」も平安時代の「物合わせ」にならって
薫物の優劣を競います。
「源氏物語」より第九帖「葵」が
6月の課題となっております。
皆様の源氏の君への評判は
やはりよろしくありません。
紫式部は後世の評価など
気にしているはずはありませんが
主人公の光源氏は
モテ男ですから
現代の週刊誌が目の色替えて追い回す
そのようなスキャンダルの多いこと
光源氏のような男性には
どなたも手厳しいに違いありません。
正妻がいるにも関わらず
気に入った女性がいると
手に入れずにはいられない
臣下に下ったとはいえ
桐壺帝のお子ですから
地位と財力が強力な武器。
源氏の君を知らない者はなく
女性は、一目見ることで満足なのです。
その源氏が見た目だけでなく
身につけた最上級の教養で
女性に迫ります。
源氏の君の良いところ?
なのでしょうけれど
夢中になった時は相手の女性を
一途に愛するのです。
誰だって嫉妬するのは当たり前です。
モテモテの男性も悩みはつきません。
気の多い夫を持った年上妻
葵の上はどんな運命をたどったのでしょう?
「葵」は葵の上だけでなく
数人の女性が登場します。
「葵」の読後から
それぞれの場面をイメージして
薫物にして頂いたお稽古でした。
久しぶりのお稽古で
快く香る薫香を楽しませて頂きました。
お教室に残る空薫物の香りを
閉じ込めておきたいと思いましたが
しっかりと換気をしてお教室を後にしました。