香りは扇でそよぎよせます。 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●香りは扇でそよぎよせます。

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

平安朝香道では、薫物(各種の香を蜂蜜で練り合わせたもの)

の香りを聞く時、扇を使います。

扇も蝙蝠(かわほり) と呼ばれる五本骨の扇です。

 

 

平安中期に使われた紙を張った五本骨の扇です。

 

蝙蝠(こうもり)が羽を広げた形に似ているので、とか

紙を貼った扇なので読み方からそう名付けられたとか。

はっきりした語源はわかっておりません。

 

かわほり

 

使いにくそうですが、少し大きめでとても使いやすいのです。

暑い時には、お教室でパタパタとあおぎたくなります。

 

平安朝香道での使い方は、

 

このかわほり

薫物の香りをそよぎ(戦)ぎ寄せて聞くのです。

「源氏物語」には、かわほりが登場しています。

 

姫君は顔を隠したり

白い扇に短歌をしたためて送ったり、送られたり、

物を載せて相手に渡したり

主に夏の扇として使われています。

 

いろいろな使い方をしているのです。

なんとも優雅ですね~

 

白扇にご自分でお好きな絵や言葉を描くのも楽しいかも

きっと個性が出ること間違いなし!

 

平安朝香道では主に、薫香を聞くことに使っております。