●香りは扇でそよぎよせます。
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朝倉涼香です
平安朝香道では、薫物(各種の香を蜂蜜で練り合わせたもの)
の香りを聞く時、扇を使います。
扇も蝙蝠(かわほり) と呼ばれる五本骨の扇です。
平安中期に使われた紙を張った五本骨の扇です。
蝙蝠(こうもり)が羽を広げた形に似ているので、とか
紙を貼った扇なので読み方からそう名付けられたとか。
はっきりした語源はわかっておりません。
かわほりは
使いにくそうですが、少し大きめでとても使いやすいのです。
暑い時には、お教室でパタパタとあおぎたくなります。
平安朝香道での使い方は、
このかわほりで
薫物の香りをそよぎ(戦)ぎ寄せて聞くのです。
「源氏物語」には、かわほりが登場しています。
姫君は顔を隠したり
白い扇に短歌をしたためて送ったり、送られたり、
物を載せて相手に渡したり
主に夏の扇として使われています。
いろいろな使い方をしているのです。
なんとも優雅ですね~
白扇にご自分でお好きな絵や言葉を描くのも楽しいかも
きっと個性が出ること間違いなし!
平安朝香道では主に、薫香を聞くことに使っております。