おはようございます。
朝倉涼香です
★ヒヤシンスの香り
去年、球根を植える時期が遅かったので、ヒヤシンスがまだ咲いています。
朝の陽の光りを浴びて、麗しい香りを放って。
ひんやりとした冷気に爽やかな甘さを載せて漂っています。
沈丁花とともに春の訪れを感じさせてくれるお花です。
ユリ科の多年草で毎年咲いてくれます。
ギリシア神話で、アポロンの投げた円盤に当たり命を落とした美少年、その血から咲いたというので、その名がつけられています。
ヒアキントス(Hyakinthos)
別名に錦百合、風信子。夜香蘭。ヒヤシントなどがあり
ギリシア、シリア、レバノン原産で、日本へは文久三年(一八六三)に伝えられたそうです。
(日本大百科全書)
確かに、暗闇の中で香る香りは
思わず
「誰?」と問いかけたくなる香りです。
江戸時代に渡来したのなら、平安時代にはなかった香りですね。
この香りが香に使えたらどんな薫物(たきもの)ができるでしょう?
ヒヤシンスの芳香成分は、フェニルアセトアルデヒドです。
ヒヤシンスの香りに代表されることから別名「ヒヤシンスアルデヒド」と呼ばれ、フレグランスの世界ではグリーンノートを作るための主要成分になるそうです。