ヒヤシンスの香り | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

おはようございます。 

朝倉涼香です

 

★ヒヤシンスの香り

 

去年、球根を植える時期が遅かったので、ヒヤシンスがまだ咲いています。

 

朝の陽の光りを浴びて、麗しい香りを放って。

 

ひんやりとした冷気に爽やかな甘さを載せて漂っています。

 

沈丁花とともに春の訪れを感じさせてくれるお花です。

 

ユリ科の多年草で毎年咲いてくれます。

 

ギリシア神話で、アポロンの投げた円盤に当たり命を落とした美少年、その血から咲いたというので、その名がつけられています。

ヒアキントス(Hyakinthos)

別名に錦百合、風信子。夜香蘭。ヒヤシントなどがあり

 

ギリシア、シリア、レバノン原産で、日本へは文久三年(一八六三)に伝えられたそうです。

(日本大百科全書)

 

確かに、暗闇の中で香る香りは

思わず

「誰?」と問いかけたくなる香りです。

 

江戸時代に渡来したのなら、平安時代にはなかった香りですね。

この香りが香に使えたらどんな薫物(たきもの)ができるでしょう?

 

ヒヤシンスの芳香成分は、フェニルアセトアルデヒドです。

ヒヤシンスの香りに代表されることから別名「ヒヤシンスアルデヒド」と呼ばれ、フレグランスの世界ではグリーンノートを作るための主要成分になるそうです。