「令和」、梅の香りは梅香(ばいか)と言われる薫物(たきもの) | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

 

朝倉涼香です

 

★新元号が決まりましたね。

 

「令和」 れいわ レイワ 

 

音が放射状に拡がり、周囲に響きわたる気がします。

まだ言い慣れないので少々違和感がありますが、しばらくすると

身について自然になるのでしょう。

 

出典は「万葉集」から梅花の歌三十二首の前に付けられた序だそうです。

梅が花開いて、きっと辺りには芳香が漂っていることでしょう。

 

梅の香りと言えば、

平安朝香道で焚く薫物(たきもの)には梅の香りを写した「梅花」(ばいか)と呼ばれる薫物があります。

 

「梅花」は「六種の薫物」(むくさのたきもの)と呼ばれる中の一つで春の薫物です。

 

万葉集の中で最も多く読まれた花は、桜ではなく梅の花でした。

 

当時は、紅梅ではなく、白梅。

梅が花開き、風に載ってその香気が漂っている。

そのような日本の春ですね。