雄バチはなまけもの | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

金木犀
はちみつ元気家族 少し肌寒くなった夕方の帰り道。

遠くから微かに懐かしい香りが漂ってきます。

去年の今頃、哀しくて哀しくて胸が押しつぶされてしまいそうでした。

今年もまた金木犀の香る季節が巡って来ました。 

その角を曲がるときっと懐かしい人がたたずんでいるような気がします。(私の場合はにゃん子です。念のため)



前回は雌バチのお話でした。


雌バチのパワーには圧倒されますが、雄バチもそうなんでしょうか?


雄バチがパワー全開になるのは繁殖期だけ。


普段は何もすることがなく、ゴロ~ンとしてる?

というか家の中をチョロチョロ、ウロウロしています。


家にも1匹いるわよ!


なんて言わないでください。

人間の雄は毎日家族のために蜜を採りに出かけますよね。


そんな訳でなのか、蜜蜂の雄は英語でdrown


ドローンなんてそれだけで何してるかわかるような響きです。


春から初夏にかけて、雄バチは上空を処女飛行する女王バチを見つけると全力で飛び立ちます。


付近の巣からも1匹の女王バチ目掛けて飛んで行きます。


誰よりも速く、誰よりも強くたくましい雄が女王バチと交尾できるのです。


交尾した途端、雄バチは性器をもぎ取られショック死。


かわいそうどころではありません。


女王バチは複数の雄バチと交尾するのです。


自分のDNAを残せたぞニコニコ


と安心は出来ないのです。


その後はもっと悲惨です。


役目を終えた雄バチは巣に帰還しても、もう邪魔者扱いガーン


自分から餌を採りに行くことのない雄は散々な目にあって巣から追い出されてしまうのです。


力尽きて死を迎えるしかありません。


あまりにも過酷ですが、これが雄バチの運命なのです。


でも雄バチがいないと、やっぱり蜜蜂社会も成り立たないのですよね。


雄バチさんご苦労さまコスモス


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