天童美術館を出て、遠くを見たら何やらキラ~ンと光るものが!
それはそれは、なが~いツララだった!
さて、どっちの道を戻ろうか?来た道を戻るか、赤い橋を渡って帰るか。
赤い橋・・そういえば数年前に 「赤い橋の下のぬるい水」 という映画を観たっけね。
役所広司氏と清水美砂さんが出演していた、奇妙な映画だった。
二人の情交はエロティックじゃなかったし、イマイチな映画だった。
たとえレンタルDVDでも、もう一度観たいとは思わない映画のひとつである。
白と赤と青!美しい! やはり、赤い橋を渡って行こう。
お!広重美術館だ!
残念! タイムリミット! 入館できなかった。
もう5分早く着いていれば・・と少々悔しい思いをした。ま、生きていれば再訪できる日もあるでしょう。
とにかく、お蕎麦を食べなくちゃ!
目指す蕎麦屋「水車生蕎麦」さんは、将棋駒実演所「栄春堂」さんと並んでいた。
広重美術館の斜向かいである。
板そばが有名らしいが、寒かったので、あつ~い鰊そばをオーダー。
やわらかく旨みのある 鰊は私好みの味!お蕎麦も太めでしっかりとした歯ごたえ!
いや~、おいしかった~! 本当においしかった!
食べてる間に、お客さんが数組入ってきた。全員が、『とりちゅうか』 とオーダーしている。
お蕎麦屋さんなのに、中華だなんて、う~ん、なぜ?
おいしいのかな~? それとも、ラーメンが好きなのかな~? お蕎麦に飽きちゃってるのかな~?
そんなことを思いながら、横目でチラチラ見ちゃった。
皆さん、ほとんど話もせず、食べることに夢中!のように見えた。すご~く美味しいんだろうな~。
レジで、お店の方に聞いてみた。
スープはほんのり甘い和風だしで、中華麺は中くらいの太さで鶏肉と天かすが入っているらしい。
20年前から地元の方々に愛され食べ続けられている人気メニューとのこと。
な~るほど、そう~だったのか! う~ん、食べてみたい!
しかし、お腹がいっぱいで食べられない。しょうがない、再訪したとき食べるとしよう。
夜の広重美術館である。
道が凍り始めていた。街路灯は灯ってはいたが、薄暗い。転ばないように緊張しながら駅へと急ぐ。