横浜そごう美術館で行われている
『111年目の中原淳一展』
に行きました。
中原淳一氏は昭和初期の女性や少女のファッションを引っ張った人。
写真誌がなかった頃に、中原淳一氏のイラストから多くの女性が
インスピレーションを受けおしゃれに反映させていた時代があった。
美術館には多くのイラストと彼の創作した人形などが展示されていました。
展示の端々にいくつかの中原淳一氏の言葉が紹介されています。
そのひとつに
『いつまでも古くならないもの』
それこそがむしろもっとも『新しいもの』だとは言えないでしょうか。
人生はスカートの丈ではないのです。
〜 中原淳一 〜
という中原氏の言葉が心に残りました。
単に豪華であったり流行で塗り固めるというのではなく、
日々の生活の中の心遣いや、
自身の在り方における美。
言葉を超える氏の作品からは仕事の丁寧さ、センス、素朴さ、
見ているもの、心意気が体現されており、日本人の良さ、
真の美意識というものを垣間見た豊かな時間となりました。
現代ではInstagramなどの登場で
ファッション誌そのものが淘汰の渦中にあり
消えかかりそうになっています。
そんな今だからこそ、感じるものがありました。
横浜そごう美術館は手軽に回れて好きです。
ところが、たしか入館料大人1000円だったと思うのですが
いつの間にか1400円になっていました
料金が40%も値上がりしてビックリ。
ショッピングや横浜散歩の途中に
美術館巡りも良いです。