皆さまこんにちは。
wellnessスタイリストのakikoです。
普段は看護師として
病院で勤務していますが、
先日、長期入院されていた
患者さまが転院される日を迎えました。

患者さまにとっては、新たなステップ。
けれど、
急性期病院でこれほど長く
一人の患者さまに関わる機会は
多くありません。

日々関わる時間が長くなるほどに
寂しさも増していきます。



状態が思わしくない時期には、
「どうすればこの状況を乗り越えられるだろう」
「少しでも安楽に過ごしていただくには?」
私たち看護師も日々、
試行錯誤を重ねてきました。

そんな日々を振り返りながら
ふと隣を見ると
長く一緒に患者さまを支えてきた後輩が
涙を浮かべていました。

彼女にとっては、初めての重症ケア。
関わりの中で感じた想いが
あふれ出したのだと思います。
患者さまを乗せた救急車を
チーム全員で
関わらせていただけた時間に
感謝の気持ちを込めて見送りました。
看護師の仕事は
「感情労働」とも言われます。
日々、感情が揺さぶられるからこそ
自分自身の心と体を整えるケアも
とても大切です。

最近では
「健康経営」という言葉を
耳にする機会が増えました。
これは
職場の仲間たちの“健康”を
経営という視点でしっかりと支える考え方。

医療や福祉の現場にこそ
この考え方が
必要なのではないかと思っています。

つい“自分のこと”は後回しにしてしまう
私たちだからこそ

病院や医療機関でも
『健康経営』の視点を
もっと取り入れていく必要があります。

現場で働くすべての人が
心も体も心地よく、
長く笑顔で働けるように。

そのための
「整える習慣」や「セルフケアの仕組み」を
これからも
届けていきたいと思っています。