自分で自分を磨く | 一灯照隅万灯照隅

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「顔はその人の心鏡」という言葉があるように、顔を一目見るだけで、その人の持っている心がわかってしまいます。化粧の上手下手ということではありません。着ている物が云々ということでもありません。

規則正しい生活を守り、目標に向かって努力している人の顔には、歪みや悪い人相などは浮かんできません。

正しい心を保つには、毎日健康体でいることから始まります。健康な肉体には、健康な精神が宿るといわれるのも、このようなところから来ているのです。

さて、人の心ですが、自分では「俺の心は正しい」「迷いが無い。誰にも後ろ指をさされるようなことは無い」と思っていても、それは本当でしょうか?

心とは、他人にはまったくわからない世界ですし、自分自身でも、自分の心を正しくわかっているかといわれると、大変難しい問題なのです。

子供の心の中に、親の知らない悩みがあったり。人の心が見えないのと同じで、わかっているようで、自分の心の中に、実は何か棲んでいるのかさえわからない場合が往々にしてあります。

人間は、誰もが自分が一番大切だと思っています。人のために愛する。子供のため、親のため、などといいますが、本当にそうなのか…。

突き詰めて考えていくと、必ず人間は自分のことが第一になるのです。他人のことを第一に考えることができる人は、この世に何人もいません。これはどうしようもないことなのです。

だからこそ、自分を自分で磨き、正しい心を育てなければならないのです。

誰もあなたの心を磨いてはくれません。他人のためには生きてくれません。成人になると『自分の顔は自分で作る』といわれる所以もそこにあると思います。

心はとても複雑な仕組みを持っています。この心の深い部分を学ぶことが、生きていく上でとても大切なのです。そこで、正しい心の在り方の問題になってくるのです。

人間は、どんな人でも幸せになりたいと思っています。しかし、どんなに努力をしても、思い通りの幸せを得ることは難しいのです。それは、心の形のあり方で決まるからです。どんなに頭が良くても、心が悪ければ、けっして幸せな人生を得ることはできません。

心はできるだけ、大きく大きく、広い広い真っ白な、丸い形を養うことです。それには生涯心の学びを深め、そのための学問を学び続けることです。