私達は毎日の生活が忙しく、自分自身を見失っているのではないでしょうか。もっと自分を大切にして心豊かに生きることを考えるべきだと思います。
「ときめく心」。それは大きな意味を持つ言葉です。年々歳を取れば、物事に対し驚きも興味も無くなる。なんと淋しいことでしょうか。目の前に繰り広げられる新しい物に対し「私なんか、どうせ理解できない」と、自分の心に囲いを作ってしまうためでしょう。そのため、新しい物に対しての知識欲を失ってしまっているのです。
私は年齢に関係なく、何事にもトライし、興味を持ち「知りたい」という前向きな志向を持つことが大切だと思います。「物」ばかりではありません。例えば、素晴らしい目的を持ち、一生懸命に生きる友人を眺め、感心する。これも、心のときめきの一つです。
自分の知識欲に基づき手にした一冊の本を読み、その一行一行から受ける衝撃。これが人間の持つ「感性」といえます。人間は知識を幅広くそして深く知るほど、感性が豊かになり磨かれるということを、私達は知るべきです。新鮮な驚き、感激、怒り、こういった豊かな心の響きを持つことが、若さを保ち、いつまでも感性豊かな人間に留めておくことができるのです。
一番大切なことは、常に自分自身の感性を磨くことに始まっているのです。「ときめく心」を保つには、自己開化を、常に忘れずに生きることです。若さを保ち、自分を変えるという事は、常に自分自身の感性を磨くことに始まるのです。
感性とは心の中から湧きでる思いが、表現力となって現れたものです。この表現力はその人の人格となって、他人から評価されることになります。良い心の表現力は、見る者、聞く者にとって気持ちのよい印象を与えますので、魅力ある人格者として、万人から好かれます。その反対に悪い心の表現力は、見る者、聞く者にとって悪い印象を与えますから、何をやっても上手くいかず損をしてしまいます。
感性は、生きていく上において、本当に大切なことです。感性を磨き上げてこそ、人生の勝利者となれるということがご理解頂けたと思います。