常識とは | 一灯照隅万灯照隅

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人間には男と女がいて、人間としては平等であり同権です。しかし「同質」であるかといえば当然違います。男性の本質は、「行動力」。物事を進化させ、前進させ、発展させてゆく力のことです。その反対となる女性の本質は、「守備力」にあります。物事を育み、守る力です。

つまり男性と女性の本質が違うように、男の常識と女の常識は全く違うものなのです。一般社会人としては、男女平等であると考えることなのですが、女の性というものが、どうしても邪魔をしますから、全く平等というわけにはいきません。常識にも、男としての常識、女としての常識があるのです。

今回は男の常識、女の常識のお話に入る前に、「社会人としての一般的な常識」の定義をお話することにしましょう。

私たちの周りには、意外に非常識な人々が多いことに呆れるばかりです。自分勝手に物事を考え、周りの人々に迷惑をかけても気付いていない、そんな人間が何と多いことでしょう。人間は一人では生きていけないのです。いつも誰かに助けられ、誰かを助けて、生きているのです。この社会の中で快適に暮らしてゆくためには、さまざまな約束ごとが必要になってきます。その約束ごとが、「一般的に言う常識」なのです。

では、一般的な常識とは何かといいますと、まず「挨拶」です。初対面の人間に対して、きちっと挨拶ができるかできないか、これが常識の基本です。挨拶には初めの挨拶、終わりの挨拶があります。その状況にふさわしい挨拶がきちんとできるということは、自己表現がきちんとできるということです。頭の良い人は大勢います。でもそれだけで社会人として成功をおさめ、自分の志を全うするのは不可能であるということを、理解して欲しいと思います。

生きていく上で、常識を身につけていない人は、とても大きな不幸や間違いを犯すことになります。常識を身につけるには、どんな場合でも、よく人の話を聞くことにはじまります。

人の話をよく聞く、これが常識人の大前提となるのです。人の言葉をよく聞けば、自分が持っていない他人の知識や経験を教えてもらうことができます。それを自分から放棄してしまっている人は、進歩もなければ、知識を増やすこともできません。知識が増えれば、結果として、良いことも、悪いことも正しく判断することができるのです。

人の話をよく聞かない人は、人を認めようとしない人間で、他人から馬鹿にされ、その人自身の人格も認めてもらえません。そんな人間は、当然いつも心がイライラして、何か良いアドバイス(忠告)をされても腹を立て怒りっぽくなってしまうのです。人から嫌われ孤独になり、心はますます固くなっていきます。人から認められないのですから、勉強にしても仕事にしても、うまくいくはずがありません。

相手の話をよく聞く人はとても態度が美しく見えます。相手の話を聞くことの出来ない人は、失礼極まりない態度に見え、皆から嫌われ者となってしまいます。人の話を聞く、そして自分の意見も述べる。そこに会話が生まれるのです。会話を楽しむということは、人との付き合いを大切にすることにもなり、相手から喜ばれます。これがとても大切なのです。

男性が社会人として活躍する為には、話の聞き方を学ぶことです。「頭が良い」と評価される人たちは、大抵、人の話の聞き上手な人たちです。他人の話を聞くことで、日々知識を増やし、自分のものにしているからです。頭の良い人はよく話を聞き、そして話をしています。当然何をしても、任されても、人の話を聞いての行動ですから、間違いのない、しっかりした仕事をすることができるのです。そういう人は、人間としての位が高く、幸せな人生を営むことができるのです。

女性は往々にして感情的な人が多く、自分の目線で物事を考え行動しがちです。その場の様子をよく見て、聞いて行動することを、しっかりと心に留め置きしておくことです。