大自然の法則に合致した生き方 | 一灯照隅万灯照隅

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書経には「天というものは当てにできないものだ。天命というものは変化して常ならないものだ」と書かれています。天というものは限りない創造・変化ですから、人間の思うようにはなりません。

浅はかな人間の知恵や欲望で、どうなるものではないのです。しかし、だからといって、幸不幸は運命のままで人間の力でどうすることもできないというわけではありません。自分の行動によって運命は変えていくことができるのです。

 私たちの生きているこの大自然は、絶え間なく創造・変化しています。しかし、その中にも厳粛な法則は存在しているのです。その法則にのっとった生き方をすれば、当然、生活はいいほうに回転していきます。

私たちが考えていることや行ないはすべて消え去ってしまうものではありません。無意識層というより生命の核というべきものに刻みつけられて、肉体はほろんでも永久に存続し、子孫につながっていくのです。

そういう意味では、いまの私たちは先祖の生命とつながっているわけです。ですから、自分自身というのは、けっして断片的で単独な存在ではありません。悠久の先祖からつながっている生命の流れの中にいるのです。

よって、先祖をないがしろにするということは、自分の命をないがしろにしていることでもあります。そうした生命のつながりを考えれば、先祖を大切にすることは、自分の子孫を大切にすることになるわけです。

親が先祖を大切にし、日々感謝の心をささげていれば、子供は自然に素直な子供に育ちます。いってみれば、これが本当の教育ではないでしょうか。