いつも感じるのは、皆さんの心のかたいこと。それにビックリしています。
「かたい」といった時、どんな漢字を思い浮かべるかは、人それぞれでしょうが、「堅い」「難い」「固い」「硬い」などいずれにしても、頑固でかたくなで、排他的であって、向き合っている私も辛くなります。
普段から私が申し上げておりますように、幸せも不幸も、心ですべてが決まることを、もう一度素直になって考えていただきたいと思います。
心を素直に柔軟にして、他者の話をよく聞く。この基本をしっかりと受け止めて、肝に銘じて、「聞く」「受け入れる」訓練をしてほしいと思うのです。
私の前に出た時、多くの人は心の紐が緩むからでしょうか、自分の周囲や、関わる人のことを、あれこれと言いつのります。「人を非難する前に、まず自分を反省して、心を大きく保ちなさい」と私は言います。
私の前で心は緩んでも、基本的にかたく、こわばっていますから、私が親身になってお話をしても、聞く心になっていません。したがって、ご指導してあげても実らずにいるのです。そんな方が多く、とても悲しくなります。
あなたの悩み、苦しみ、イライラ、葛藤は、周囲の人がもたらすものではありません。あなた自身の心の悪さから生じてくるのです。
心の素直さを保つには、向き合う人のお話にしっかり耳を傾け、その言葉と内容をかみしめることが大切です。そして、自分が実行できることから実践することを心がけます。すると自然によい結果が出るはずです。
優しい心はつねに他者を思いやり、感謝の気持ちを持つことで育まれます。素直な心にこの優しさがプラスされた時、どんな問題も、よい方向に進んでいき、ほかの誰でもない、あなた自身が救われるのです。
心の大切さ、心の在り方を基本から学んでください。 そして、一日も、一刻も早く心の大切さを学び、幸せな人生を歩いてくださいますよう…。