清朝(満州族の王朝)のおしゃれ色々 | 季節だより

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季節の移り変わりはグラデーション…
気が付くといつの間にか「春・夏・秋・冬」になっている。
移ろい行く中で感じたことをのんびりと書いていきます。

(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

🌅明けまして

  🎎おめでとうございます🎍

2024年1月1日

 

今年こそ…戦争地域が停戦して…

地球に起こっている温暖化現象に

ついて真剣に考え…世界の国々が

人類の賢さ】を示してほしい!

 

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🍁燃え盛る美🍂

 

 

↑織りなすグラデーションの美

↑我が家のベランダでは…

ローズマリーが満開!

 

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お正月だもの…

明るく楽しく美しく!

中国最後の王朝は“清朝”

清朝は満州民族が開いた王朝。

17世紀後半…

漢民族三億人>満州民族数十万人

漢族は農耕民族:満族は狩猟民族

漢族の明(みん)朝は内乱がきっかけで

滅びて…満族の清朝になった訳ですが

清朝宮廷女性には特徴のある

“おしゃれ”がありました。

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【髪型】

両把頭(りょうはとう)

 

↑後頭部に差し込む“かもじ”
この“かもじ”を差し込むと
⚪︎姿勢が正しくなる
⚪︎寝そべられない…ので…女性を上品で
真面目に見せるための小道具になって
いました。

起きている間は常にスターの

気分でいれば何とかやっていけ
るのかも😆
 
時代と共に段々、板付きの大きな
髪型になって…ドラマでは自由な
発想で…アレコレブローチ的装飾
を付けている。
髪係は楽しいだろうな〜
↑ほんと、首を動かすの大変そう💦

↑清楚で可愛らしい両把頭💓

 

↑実際も…髪飾りを好き勝手(たぶん🙇‍♀️)

に付けて楽しんでいます!

↓因みに…侍女の髪型

↑どひゃー!重そう😮首痛くない?

洗髪は?乾かすのは?寝る時は?…

質問いっぱいしたーい!

侍女も階級によるけど…

結構すごいんです!

 

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お次は“付け爪”…指甲套(しこうとう)

 

中国では古代から指が細く長いことが

⚪︎美人の条件=長い爪だと仕草が優雅=

長い爪で身分がわかる。

身分(格付け)によって、長さや付ける

宝石が決まっていたという。

 

西太后の付け爪…20㎝!

寝る時は外すでしょうが…

日中の着替えも、トイレに行くのも

人任せ。不便=優雅なのです。

↑時には凶器にも…😱

銀製であればお料理の毒物検査にも

使える…付け爪は便利な道具!😅

 

宮廷トップはパーフェクト!

王冠もどきの頭とイヤリングが

重そう!首が鍛えられるな…。

<爪のおしゃれ歴史>

⚫︎紀元前3〜4世紀頃の古代エジ

プト王族(男女)はヘンナという

植物の汁で爪を装飾していた。

↑ヘンナ…現代では白髪染めとして

知られている。
 ⚫︎古代ギリシャやローマでは…

マヌス・キュア=爪のお手入れ

方法が探求された。ラテン語の

マヌス(手)とキュア(お手入れ)

マニキュアの語源。
 日本の平安時代では中国伝来の

ホウセンカ紅花の汁を爪に塗った。

⚫︎1923年アメリカでネイルラッカー

が開発され1970年代に入ると

日本でも急速に広まった。

今や付け爪は市民権を得て、

↓シールを貼る手法も一般的に

なった。へええ〜びっくり!😲

精巧なシール。

宮廷女子の時代と違って…女性が

仕事をしているのが当たり前の現代

ですから…シールで簡単素敵に!

そして…

“爪は自分が直接見られる

お洒落である“

ヘヤースタイルやお化粧は…鏡を

見ないと自分ではわからない。

爪を装飾する理由がここにある。
⚫︎自己満足感モチベーション

充たすため。

確かに…爪を美しくすると、自分で

チラチラ見ながら気分が高揚して仕事

がはかどりそう…否…却って気が散る?

😅

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最後は足元…后妃たちの底の高い靴。

 

↑繻子(しゅす)地に細やかで意味が

込められた美しい刺繍。

↑高底にも綺麗なガラス玉の装飾。

満州族の起源は中国東北地方なので、

冬は雪が多いことから裾を汚さない

ように高底靴を履いていた。

その習慣は清朝でも受け継がれた。

介添が必要であり、高身長になるので

后妃たちはこの靴によって自らの

身分を誇示した。

この靴を履くと不安定になる為に

歩みに連れて…体が揺れ…そこには

女性らしい風情があった…えええ〜🤣

 

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しかし漢民族の良家の子女には

纒足(てんそく)習慣があった。

唐の時代(618年)末期から辛亥革

命(1911年)頃まで女性を苦しめた。

清朝では康熙帝と乾隆帝の時に不衛生・

不健康なので「纒足禁止令」を何度か

出したが漢民族の女性に受け入れられ

なかった。

完全に無くなったのは、文化大革命で

反革命的行為とみなされたから。

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美人の条件=9cmの足三寸金蓮

顔以上に女性の美の基準=良い縁談。

しかし実情は…ヨチヨチ歩きで介添が

必要なので…暴力を振るわれても

走れない=逃亡の防止=婚家に有利。

 

幼少期に…足の骨を折り…指を

曲げて縛り…小さな靴を履かせ

足の成長を止めてしまう風習・奇習。

実際の素足の纒足画像を見たい方は

ネットでお調べを!😳😩

男たちは…ヨチヨチ歩きを可愛いく思い、

弱々しさを楽しみ、性欲を駆り立て

られたという。

女性をペット化していたんですね。

<余談>犬には断尾・断耳をされる

犬種がいるが、近年西欧では「動物

福祉」の考え方で行われなくなった

が…日本では「動物福祉」が普及

していず「この犬はこういう形状」

という固定概念が強いので…断尾・

断耳が続けられている。

 

ありのままが良いんです!

 

↑西太后…髪・爪・靴がパーフェクト!

↓モンゴル宮廷女性の権力誇示姿。

皇帝が君臨していた時代は…

1番の側近として…皇后他多数の側室

宮廷内で権力を誇示する為のツール

として髪型・付け爪・靴に凝った

おしゃれが発達したのですね。

<結論>おしゃれとは…

無理することと見つけたり。

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気分を変えて…

「早春賦」をどうぞ!

 

待たれる…🌱🌸

 

今年は少しでも笑顔の多い

1年でありますように!