フランスでも人気が出そうな日本人流カルトナージュ♪ | フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-

フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-

大好きなトワル・ド・ジュイ Toile de Jouy の魅力を広めるためにフランスで起業。
私の好きなものをご紹介しています。


ボンジュール♪


マダムジュイは、フランスのハンドメイド本だけでは飽き足らず、

日本のハンドメイド本も、時々、日本からお取り寄せしています。


昨年、日本に帰ったときにもいくつかハンドメイド本を購入してきましたが、

その中で、特に素晴らしいなと思ったのが、こちらの本↓

大人かわいい布箱


こうの早苗さんの「大人かわいい布箱」です。

もともとパッチワークの先生であるこうのさんが、

彼女流にアレンジしたカルトナージュ。


カルトナージュというと、

ボンドとカルトン(厚紙)、きれいな布や紙、飾りを使って

箱などを作るフランスの伝統的な工芸です。

針や糸を使わないので、

お裁縫をしない人(苦手な人)でも気軽に楽しめますよね。



でも、こうのさんのカルトナージュは、針と糸を使うのです

布を貼ったカルトンとカルトンをボンドで貼り合わせた後に、

縁を糸でかがるのです。

縁を糸でかがることで、カルトンとカルトンがはがれることがなく、

丈夫で長持ちする・・・というのがこうのさん流のカルトナージュ。


また、カルトナージュに使う布に、

パッチワークした布やキルティングした布を使っていて、

よりオリジナリティの溢れるカルトナージュ作品になっています。


お裁縫をしない人(苦手な人)には、敬遠されるかもしれませんが、

マダムジュイはお裁縫も好きなので、

このカルトナージュには、とても興味を持っています


そして、こうのさん流のカルトナージュは、

フランス人にも受けるだろうな~と思っています。

というのも、フランスでは、

もともとクロスステッチなどの刺繍愛好家だった人が、

自分の刺繍作品を活用するためにカルトナージュを始める、

というカルトナージュ愛好家が多く、針と糸を使うことが好きな人が多いからです。


それから、この本には、空き箱を利用した作品も提案されており、

この点でもフランス人に受け入れやすいだろな~と思います。

フランス人のカルトナージュ愛好家さんたちのブログを見ていると、

お菓子の箱などの厚紙を利用して作っているのもよく目にしますからね('-^*)/


マダムジュイが初めて作ったカルトナージュ作品には、


靴の空き箱を利用しましたし、今でも利用できそうな厚紙があったら利用します。

その代わり、デコレーションする布や紙、飾りには、必ず納得いく好きなものを使います。


このこうのさんの本の中ではトワルドジュイを使った作品も数点載っており、

使われている布やデコレーションがマダムジュイ好みというのも、

この本が気に入った理由の一つです

こうの早苗の大人かわいい布箱




この本の出版元の日本ヴォーグ社のカルトナージュ本というと、

既に佐藤由美子さんのカルトナージュ本2冊が、

フランス語に翻訳されたものが好評を得ているので↓










こうのさんのカルトナージュ本もそのうちフランス語版で出たら良いなと思っています。


別の出版社のものですが、フランス在住の日本人で、

カルトナージュの第一人者であるビジャー香代子さんの


カルトナージュ本のフランス語版も出版されており、評価を得ています↓






日本人流のカルトナージュも、フランスでますます人気になりそうですね


それでは、また~。

オフヴォワール♪





布:復刻版tdj「四季の喜び」(ピンクベースベージュ)
トワルドジュイ四季の喜び

布:水の物語(ピスタチオベース)

トワルドジュイ水の物語


布:ペルゼポリス(ピンクベース)
フランス生地ペルゼポリス


布:ブランコに乗った少女(水色ベースブラウン)
トワルドジュイブランコに乗った少女