刺し子するのに何かいい図案がないかと思って、時々クロバーさんの手作りレシピというコーナーをのぞいています。
以前は立涌文様を刺させてもらいました。
今回めにとびこんできたのが「吉祥文様の刺し子ふきん 角七宝」でした。
伝統柄の角七宝だけど、ピンクの生地に赤で刺したのがなんとも愛らしい。
刺しごたえとは無縁の柄ですが、このすっきりした感じ、私はとても好きです。
初春らしいめでたさも感じられるし、2024年最初はこれにしようかな、と思いました。
ちょうど桜色の晒しがあるんです。
去年桜の落ち葉で染めたもの。
最初は自分で方眼を引こうかと思ったのですが、どのくらいの大きさにするかが問題で。
試しに工作用紙に1センチ方眼で描いてみましたが、大きすぎて魔が抜けた感じ。かわいくない。
かといって5ミリ方眼をふきんサイズ全体に引くのは大変すぎるー。
以前文庫本カバーに角七宝を5ミリ方眼で刺しましたが、あれはまだサイズが小さかったからがんばれたんですよね。
このときはオリムパスの「いろどり刺し子もめん」のピンクを使いました。
イメージ的には近いかな。
今回はさらに自分で染めた晒しというのも悩みどころでした。
染め重ねたり媒染したりで生地にかなり負担をかけていると思うので、全体に方眼を引いて角七宝の線を引いてアイロンで消すというのがさらに負担になって表面が荒れたりしないかと気になったり(考えすぎかもしれないけど)、
方眼をフリクションで引いたらアイロンかけても白くなるだけで色晒しだと線がうっすら残るかもだよなあ、と考えたり。
そもそも5ミリ方眼ベースだと少し模様が小さい気もします。
5ミリと1センチの中間がいいんだよな、ともう一度クロバーさんのサイトを見たら、これがまさにそうなのでは!?
で、ここから実物大図案をプリントしてマステで貼ってトレースすることにしました。
おお、かわいいではないですか。
このサイズ感、かわいさと刺しやすさの按配が私的にとてもしっくりきます。
ここからふきんに仕立てて刺し始めました。
糸は平組卍つなぎに続いてダルマ刺し子糸の茜。
この色、とても気に入っています。
桜色の晒しに赤い糸。
刺していても胸がドキドキワクワクします。