刺し子のブックカバー、仕立てが終わって完成しました。
柄は角七宝。糸はホビーラホビーレのチェリーピンク。

布地は表がオリムパスの「いろどり刺し子もめん」からピンクを使いました。

裏地は、この間柿の葉で染めた晒しです。


目の粗い晒しなので、糸通りがよく刺し子しやすかったのですが、二枚重ねると裏の色が透けて見えて、裏地選びに困りました。

本当はこげ茶とか紺とかにしてみたかったのですが、そうするとピンク色がくすんだり濁ったりしてきれいに見えないんです。

仕方なく、同じ「いろどり刺し子もめん」に入っていたベージュを使おうかと思いましたが、トーンの同じピンクとベージュではメリハリがなくてパッとしない。
ピンクとベージュ。

いろいろ手持ちの布と重ねてみた限りでは、明るい黄色を重ねるとピンクがくすまず、いちだんきれいに見えるように思いました。

じゃあいっそ染めてみよう、と
黄色のこっくりした色に染められそうな、柿の葉で晒しを染めてみたのでした。

茶色は、ベルト代わりのリボンに使ってみました。
でも、もう少しゆるみをもたせた方がよかったようです。

反省点もいっぱい。

今回、友だちに「刺し子でブックカバーを作って」というリクエストで刺し子を入れたわけですが、
上下左右に不自然な余白ができてしまいました。

文庫本の大きさに合わせて刺し子する大きさを決めたのですが、

裏表で縫い合わせて表にひっくり返すという作り方にすると、もっとゆったり上下を取らないと肝心の本が収まらないというのがわかりました。

(縫い合わせるあたりで5ミリくらい余分に布地が取られてしまう)
だからもう少し広めに刺しておけばよかったんですね。

こちらでは「作業時間30分」となっていましたが、

飲み込みが悪いのと、何度も仮縫いしてはひっくり返していたので
(表紙が入らなかったり、ベルトをつける向きが反対だったり)結局仕立てだけで2日がかりになりました。

でも次の友だちの来る日になんとか間に合ったし、
楽しいお題がいただけて、それを形にできたので、私としてはかなり満足しています。

友だちがどううけとってくれるかはまた別の話ですが。。。

うちにあった布製ブックカバーといっしょに記念撮影。