★★剣を持った青獅子★★ -56ページ目

アンドレとベルナール、沈黙の時間



大勢の民衆を湧かせる演説をする正義感溢れるベルナール。



夫の仕事の手伝いとはいえ、
夢見る夢子のロザリーでさえも革命運動に参加しているこのご時世。


着々と革命に向かって時代は流れているようです。




ベルナールはアンドレを革命運動に誘います。



『ロザリーは今、私と一緒にロベスピエール先生の組織で働いている』



きっと、この時点でアンドレにはベルナールの言わんとしていることが分かったのでしょうね。


コーヒーをひと口飲み、
後に続くベルナールの言葉には関心がないような素振りを見せました。



『幸せそうだな、君たちは、本当に…』




アンドレの視線は、ベルナールが革命運動の話題に入るや否や、下を向き
ベルナールと目を合わせることはありません。


『アンドレ、君も俺たちと一緒にやらないか?君が貴族の馬蹄ごときで満足している男とは思えん!』





アンドレはYESともNOとも答えません。



『貴族の馬蹄ごとき』
と言う言葉にも無反応です。


そして、
ベルナールには背を向けて窓の外を見ながら

『美味しいコーヒーだ、つつましく、愛のこもった味がする』


と、完全に話題を反らし、
ベルナールの問いかけに対して答えを言おうとしません。





ベルナールの問いかけにアンドレが答えなくてはいけない義務などありませんが、

アンドレがこのままシラを切るつもりでいることに気がついているベルナール。



アンドレが革命運動に参加する意思のないことを察し、先回りしたようなセリフを投げます。


『では!何故、わたしの演説を聴いた!?何故さっきの集会に顔をだしていたんだ?!』







『たまたま非番でね。時間があったからさ。ただ、それだけさ。』









会話の途切れた2人の間にただ、
深々と降り積もる雪が見えています。





とうとう、アンドレは

集会に来ていた本当の理由も、

革命運動に参加するのか否かも、

肝心なことは、何も語ることはなく、

全てを

なんとなく、ふんわりとした言葉でかわしました。






演説の中でベルナールは言います。



『身分の差別はなくなる!
我々みんなが平等に暮らせる日が来るんだ!人間は、生まれながらにして平等なんだ!!!』



アンドレは、素直にベルナールに言っていました。


『今の君の演説を聴いたよ!すばらしかった!!!』




以前とは比べものにならぬほど物騒になったパリ。

雪の降る寒い街。

たまたま非番だったから、
時間があったから、と。

暇つぶしに来るには全く適さない場所にわざわざ来ていたアンドレ。




アンドレが言った

『すばらしかった!!!』


の言葉は心からの言葉だったのだと思うのですよね。





かつてアンドレが教会に通っていたときのワンシーン。






『神は、すべての人を平等に創りたもうたはずだ』





アンドレは、この言葉を聞きに来ていたのではないのかな、と思うのです。



身分違いの恋に悩むアンドレの姿


は、原作に比べるとライトな描かれ方をしているように思いますが、

ベースの設定としては原作同様に、いつでもアンドレはオスカルとの身分の差を感じて生きていたのでしょうね。



『人はみな、平等なのだ』


と、いう言葉を聞きに来ているアンドレの姿から、ここではっきりとは描かれてはいないアンドレの心の奥に隠し持っている悩みを見ることが出来るような気がします。






『オレはつい最近まで、自分が鈍感で、楽天家だと思っていた。

そのオレにも、何かが聞こえてくるんだ、新しい時代の音が、ゴーゴーって。


オレは、貴族の家で育ち、貴族のために働いている。


でも、貴族ではない。


せめて、新しい時代が何であるかを知ろうとする権利ぐらいはある、と、思っている。』












この、アンドレが語った自身のこと。




そしてオスカルへの
つのる思い。



アンドレが演説を聴きに行く理由をベルナールには語らずに
コーヒーと一緒に飲み込んでしまったのがこのシーンを見ると、なんとなく分かるような気がしました。



この日も、雪が降っています。





アンドレにも聞こえたという新しい時代の音。



新しい時代の風を知ったばかりの頃には
吹雪いていた雪は、


何年かの時を経て


深々と静に降りつもるようになったのでしょうか。





まるでオスカルへの想いをも、表すように描かれる『雪』に、1人じーん、と妄想をするのでした



(o^^o)





しかし、本当にこのベルナールとアンドレの短い会話のやりとりが絶妙ですね。


会話の内容としては成立していないのに、


迫ってくるベルナール
答えようとしないアンドレ


2人の感の良さが充分に見られる
『かわす、先読みする』のやりとり。


そんな関係がうまく成立している!
というようなセリフの作りが素晴らしいです。



ちなみにこの回の脚本は
篠崎好氏


教会に通うアンドレの描かれる
『黒い騎士に会いたい』の回の脚本も篠崎好氏。

どちらも篠崎氏なのですね。


そして『たとえ光を失うとも』も同じく篠崎氏。


『彼ならば、民衆のために何かをする。きっと、これからも』


そう言って、フランスの未来をベルナールに託し、黒い騎士を逃がしたアンドレが描かれたのもこの回でした。




言葉の裏に、もう一つ違う感情があるような素晴らしいセリフのやりとりで組み立てられていていることに、今更ながら感激します。







『たまたま非番でね。時間があったからさ。ただ、それだけさ。』



このアンドレのセリフの後、雪だけが降り、
アンドレもベルナールも動かず、
約3秒程の沈黙の時間があるのですよね。



かっこいい。




街頭演説を聴きに来ていた理由を言うつもりのないアンドレが静かにその主張を押し通した事を表すかのような沈黙のシーン。




この演出も格好良くて大好きです。




33話、半年もの出来事が描かれているので見所が沢山すぎて書き切れません(o^^o)


うれしーような、困るような!



(o^^o)(o^^o)(o^^o)



今日は暗い絵ばかりのチョイスになってしまったので、明るい写真を!



ティファニーのショーウィンドウか
とっても可愛くなっていました!

クリスマス仕様☆

思わずパシャリ。





今日は冬至ですね!
暗いのはさみしいので嫌いです!


あたくし、白夜を経験してみたいです!(o^^o)

いつだったか若かりしころのフェルゼンがスウェーデンの白夜で、寝不足になった人の報告は聞きませんね!

と、お洒落すぎてどこで笑ったら良いのか分からないシャレでフランス貴婦人を笑わせていたシーンがありました。



1日の中で夜が来ない事があるだなんて!



想像するだけでワクワクします(o^^o)




今度、必ずみんなで会おう

1788年冬


雪が舞うパリ。


久しぶりの吟遊詩人の語りから物語は始まります。








非番だと度々街頭演説を聴きに行っている様子のアンドレ。

以前、新しい時代を知ろうと教会に通っていたアンドレは、今も尚変わりゆくフランスを見ようとパリの街を訪れているのかもしれません。






街頭に立つベルナールを見ているアンドレ。



ベルナールを見るためにパリに来たのではなく、演説を聴きに来たらベルナールが演説をするのをたまたま見た、という感じです。





黒い騎士事件の時にアンドレが逃がさなかったら、こうしてこの場所にはいなかったはずのベルナール。



アンドレが救ったベルナールは、今や時代の寵児とも言える存在のようでした。











原作ではジャルジェ家からベルナールと供に彼の花嫁としてパリに戻っていったロザリーでしたが


アニメでは、ロザリーの元でキズを癒やすようにと、ベルナールに言っていたオスカル。



オスカルはロザリーに、『手紙を書いておいた』と言いました。


どんな手紙が書かれていたのでしょう。


オスカルの言っていたとおり


『キズを負った男をかくまって、キズが癒えるまで家に置いてやって欲しい』


と、言うような事なのでしょうね。



オスカルに言われて迎え入れた男が、
かつて自分が母を亡くしたときに葬儀の面倒まで見てくれた親切な青年ベルナールだと知ったときには、ロザリーはどんなに驚いたことでしょう。


ロザリーは精一杯ベルナールのキズの看病をし
そんなロザリーの献身的な姿にベルナールは惹かれたのでしょうね。









ベルナールに付き添われて母を埋葬した後、歩いてベルサイユに向かい、そこで仇を討とうとしたらジャルジェ家の敷地だったこと。


オスカルに剣を習い、仇を取るために稽古をしたこと。


そして憎き母の敵は実は生みの親だったこと。


実の妹と、姉を亡くしたこと。


実の母の元に戻ると政略結婚をさせられそうになったこと。


そして今こうしてパリに戻ってきたこと。





ロザリーはきっとそんな風に自分のことを話したのでしょう。




ロザリーの元へ行くようにベルナールを導いたのはオスカルでしたが、


10年以上前にこの2人が出会っていた事を、オスカルは知ることがあったのでしょうか。



オスカル自身が知らないうちに起こした奇跡だったのではないかな、と、思います。


オスカルがいなかったら、この2人は再会することはなかったのでしょう。









アンドレからオスカルが元気にしているのだと聞き、ロザリーは涙ぐみます。




『安心をし、ロザリー。誰も、何もあの頃と変わっちゃいない。』





『だれも、なにも。』






ロザリーに言い聞かせるようにして、
同じ言葉を繰り返すアンドレ。



確実に時代は大きく流れて、
ロザリーがジャルジェ家で過ごした幸せな時代には2度と戻ることが出来ないことは誰もが分かっているのに。



それでも、オスカル同様ロザリーを妹のように大切にしていたアンドレにとっても3人で過ごした日々はかけがえのない素晴らしい時代だったのかも知れないな。

と、思いました。








アンドレの言葉とは裏腹に外では雪の降りしきる中、
デモ行進のパリ市民の声が響いています。


ロザリーに言い聞かせるようにして言ったアンドレの言葉は、その時代の変化を敏感に感じているアンドレが自身に言い聞かせているようなセリフにも思えました。






『そうさ、まだ誰も何も変わっちゃいない。変わるのはこれからだ。』



むしろ今までの時代とは変わって貰わなくてはいけないのだ、と、アンドレの言葉に続けて正反対の主張をするベルナール。



豊かで幸せな明るいフランスを手に入れるために、街頭演説をするベルナールの妻となったロザリーは、今、ロベスピエールの元で手伝いをしているのだといいます。



すなわち革命運動のサポートだと言うことですね。





王党派貴族のジャルジェ家の元で青春時代を送ったロザリー。



しかし今は大好きで、大切なオスカルの家業に対抗するような活動をしているのですね。



勿論、オスカルもアンドレも、

ベルナールならばフランスのために何かをしてくれるはずだ!



と、いう想いで黒い騎士事件の際には逮捕をせずにパリに逃がしたわけですが、


幸せな時代は過ぎ去っていったのだな、
と、言うことを冒頭5分で感じる切ないシーンでした。



ベルナール宅でのアンドレとベルナールの会話が終始、まるで演劇や映画のような大人なセリフでやり取りされているのが凄いですね。




アンドレは言います。



『今度、必ずみんなで会おう!』


ドアを閉めるときに笑顔を見せるロザリー。



しかし、4人が会うことになるのはアニメでは1789年7月13日なのでしょう。



原作では、6月末にアベイ牢獄に捕らえられたアランら衛兵隊員の釈放をするためのデモの依頼をしにベルナール宅を訪れるオスカルとアンドレが描かれています。



その際に、4人は久しぶりの再会を果たすのですが、


アニメでは、

『4人で会う』という機会は持てぬまま、革命を迎えてしまったようでした。




『今度、必ずみんなで会おう!』



何げない、
いつでも実現できそうな
この明るいセリフが、


とても悲しく聞こえました。











原作ではロザリーに恋をしたベルナールが


『(ロザリーがベルナールの)ママンに似ている』


と、言うセリフ。


アニメにはありませんでしたが



マザコンベルナール、結構気に入ってます(*^_^*)






33話は、1788年冬から1789年6月までの約半年間の出来事が描かれています。



そして、34話から最終話までは、それから約1ヶ月間におこる出来事が細かく描かれることとなります。




さて、そろそろカウントダウンですね。



ベルばらロス対策しなくてはっ!!!!













迷いワンコ

ベルばらの記事ではないのですが、

こちらのブログを読んで下さっている陽菜ちゃんママさんのブログを読ませて頂いていたら、埼玉の松伏町で首輪が抜けて逃げ出してしまったワンコがいると言うことを知りました。


少しでもお力になれればと、私のブログでもご紹介します。


原文をそのままお借りしています。
どうぞお心当たりがあれば下記の記事の連絡先にご連絡下さいませ。



↓↓↓↓








緊急拡散お願いします。


個人ボラさんが半年前に譲渡した犬が返される事になり、その受け渡しの

場所で首輪が抜け脱走したと、当会に相談がありました。


脱走した場所はその犬には土地勘がありません。


目撃された方は連絡お願いします。



・名前 クマ 


・雑種 オス 1才くらい 体重14キロ


・黒色 短毛 足先が白 首輪は抜けています


埼玉県松伏町 パレア動物病院付近で脱走



連絡先 090-2421-3027 オオコシ


よろしくお願いします



皆さん、宜しくお願い致します。




陽菜ちゃんママさんのブログ