今日も梅雨空な関東地方。
お洗濯物が乾かず困る季節ですね。
そんな我が家も今日は浴室乾燥で頑張っています。
昨日、とても印象的なことがありました。
お友達と銀座を歩いていたら、白杖を持った男性が銀行に入ろうとされていました。
正面に自動ドアがあるのですが、その男性は横にあるガラスの前で左右や上を見て立ち止まっていらしたので、もしかして入口がわかりづらいのかな?と思い、「よろしければご案内しましょうか?」とお声掛けをしてみました。
その時、男性から言われた言葉。
「ありがとうございます。とても嬉しいです」
私がお声掛けをしたのと同じタイミングでその男性が自動ドアを認識され、「銀行に行こうと思って、、、大丈夫です」と仰ったので、そのままお別れしましたが、何度も何度も「本当にありがとうございます」と頭を下げられていた姿を見て、何でしょうね、自分が情けなくなって泣きそうな気持ちになりました。
困っている方がいらしたら手を差し伸べることは特別なことではなく、当たり前のことです。
でも、私は自身が眼の病気になるまでは、そこまで周りの動きに注意を払えていなかったと思います。
自分の視野が大きく欠けていると認識した今だからこそ、白杖の方々の動きが気になって仕方ありませんが、自身が晴眼者だと思っていた頃はそういった大切な部分に対して視野を広く持つことは出来ていませんでした。
とても身勝手な考えだなと自分でも思いますが、眼の病気になったからこそ見えてきた、気付くことが出来た尊い世界があるんだな、と感じた出来事でした。
視覚障害について、もう一つ、感謝と言うか感心していることが。
それは我が旦那さま。
私がかなり進んだ緑内障であることがわかり、家族としてどのようにサポートすべきか、彼なりに考え悩み、思うことがあったのでしょうね。
視覚障害者援助ボランティアの講座に行くことにしたそうです。
彼はITスキルがあるので、何か役に立てることがあるかもしれない、と思ったらしく、その他にも援助する際の歩き方や点字なども勉強していくようです。
目の見えない方が世界をどう見ているのか、といった本を読み、「これはあなたも読んだ方がいい。とても興味深い内容だよ」と勧めてくれたり。
彼なりに、色々と勉強してくれている姿を見て、我が夫ながら本当に感心しています。
点字は私も勉強しなくちゃね。
いつも本当にありがとう。
感謝しています。
では、まだ後日に。
